MacBSの日常生活的日記

macOS SierraでiMessageにつながらない件

予想外に大きな不具合もなく使えていたmacOS Sierraですが、数日前に急にiMessageとFaceTimeが使えなくなりました。

最初はiPhone相手にiMessageで送ったはずのメッセージ(普段は青の吹き出し)がなぜかSMSでの送信(緑の吹き出し)になっていて、「あれ?」と思ったのがきっかけです。
念のためOSを再起動してみると、サインアウトした状態になっていて、以下のエラーメッセージが表示される状態となってしまいました。

FaceTimeも同様になっていて、これは以前あったiPhoneアプリの購入ができない症状と同じ(Apple IDは別)かなと。
その時はアタックを受けたか何かでパスワードを変更して解決しましたから、Web上からApple IDのパスワードを更新して再挑戦しますが、症状は同じです。
同じIDを使っているiCloudは問題なく再設定できましたし、iPhone 7やiPhone 5sではFaceTimeもiMessageも普通に使えるのですけどね。

ネットで調べてみると、まずは「24時間待て」とのことなのでそれも待ちましたがダメでした。
Discussion Boardも眺めてみましたが、特別、Sierraで問題が起きている様子もなく、それ以前の事例から以下のようなこともやってみましたが効果はありませんでした。

・NVRAMリセット
・plistの削除
・キーチェーンの削除
・紐づけされている他のメールアドレスでのサインイン

今回のApple IDが「mac.com」という古いものなのが関係してるのかと思って、紐づけされている「iCloud.com」や「me.com」なども試しましたが、これだと一瞬サインインできたかのように見えるのですが、直後にやっぱりアクティベーション中に…のメッセージが表示されます。
動作としてはどうもクライアント側ではなく、サーバ側の問題のような印象ですけど、iPhoneでうまくいってるのがよく分かりません。

こうなるともう手に負えず、Appleサポートの電話予約をしておきました。
予約しておいた時間から数分遅れて電話がかかってきて、まずは自動応答、その後、数分でサポートの方が出てくれました。
30分弱くらい、基本的なチェックや本人確認などがありましたが解決できず、「スペシャリスト」に交代することに。

そこで再度、本人確認やライブラリ配下のIdentityServicesフォルダの削除、新規ユーザーアカウントを作成しての確認などもやりましたが、やはり同じエラーメッセージが出続けます。
気になるのは上に貼った「メッセージ」アプリの環境設定ウィンドウが妙にデカいんですよねぇ。
iOS 10で強化されたメッセージに対応してない部分があったりしますし、非互換でもあるのでしょうか。

結局、現状では打つ手なし、となりまして、本国のエンジニアに問い合わせすることに。
長くて4日ほどかかるようですが、実際の問題解決はSierraのマイナーアップデートで…ということもありそうな予感です。
また情報提供ということで、システムログなどの情報を取り出すツールを使って取り出しました。
ただこの情報ファイルが320MBとデカくて、Appleが用意しているファイル受け渡しサイトでは送れず(200MB以内らしい)、メールもこちらのSMTPのサイズ制限でダメで、結局、私のレンタルサーバ経由で受け渡しました。

ここまでの電話サポートで2時間強。
こちらも大変ですが、サポートをされる側も大変ですねぇ。
iMessageもFaceTimeもiPhoneでは動作してますから、メッセージを受け取り損ねる心配はとりあえずありませんが、同様の問題に直面する方が今後出てくるかもしれないと思い、ひとまず、まとめておくことにしました。
現時点では問題解決には何の役にも立ちませんが、進展があったらまた追記したいと思います。

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