フィルム文化の危機

先日、「フィルム生産激減で遺跡発掘写真が大ピンチ」という記事を
見つけたのですが、最初はちょっと内容がわかりませんでした。

「フィルムはあと数十枚分しかない」とか書かれていたんですが、いくら
フィルムが減っているとはいえ、普通のフィルムは、さすがにそこまで
ひどくはないですからね。

で、よく読んでみると、赤外線フィルムのことなんですね。
そういえば、赤外線フィルムはすっかりなくなってしまいました。

なんとか一般用途のフィルムは価格上昇くらいで持続していますが、
ポラロイドフィルムとか、そういう周辺から危機を迎えているんですね。

デジタルでも赤外線撮影は可能ですが、やはり保存性の問題があるようです。
記事の中では「データの破損を防ぐため2台のハードディスクで保存」なんて
書いてありましたが、HDDなんて安全とはとても言えないですよねぇ。

以前いた会社では、書類はマイクロフィルムに焼き込んで保存していました。
これは場所も取らないし、かなり便利でした。
ただ、これに使うフィルムあたりも、今後が危険かも。(^^;

普段の写真についても、長期間の保存を考えるなら、モノクロフィルムで
撮るのがベストですよね。

愛犬やお子さんの写真など、今しか残せない写真は、ぜひモノクロで
印画紙に焼いて、大切に残してあげてほしいなぁと思います。

コメント

  1. shigechan より:

    お早うございます。
    なんか深刻な現状ですね。

    確かに保存性を考えると、銀塩のモノクロ材料に適正な処理を施すのが
    一番だろうと思います。お店にそれを頼むと、適正な処理かも知れないけど
    最善の結果(階調とか)かどうかは保証出来ないのが辛いですね。

  2. MacBS より:

    shigechanさん、コメントありがとうございます。

    フィルムとて、保存性が良いほうとはいえないはずなのですが、
    最近のメディアは明らかに将来を無視した規格に
    なりすぎなのですよねぇ。

    印画紙がある間はまだ良いのですけどねぇ。
    プリンタだと保存性がまだまだ心配です。

    自家処理も結構イケるとは思っています。
    ただ、お店も現像での利益が減るとフィルムから
    撤退してしまいそうで、それもあって躊躇しています。

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