MacBSの日常生活的日記

FlashAir W-04

東芝からEye-Fi機能を取り込んで高速化、大容量化した無線LAN通信機能搭載SDカード「FlashAir」の新シリーズ「W-04」が本日発売だそうで。

FlashAirは元々、WebDAVやWebサーバとして動作して自分で写真を取りに行くタイプでしたが、今回のアップデートでEye-Fiと同様に撮った写真を自動転送できるようになるようです。
ただWebサイトを見てみても「Eye-Fi連動機能」の挙動の詳細が書かれておらず、パソコンのFlashAir設定ソフトウェアで設定のOn/Offができることと、カメラ側がEye-Fiに対応していれば、データ転送中が中断しないようになることは明記されています。
また私が愛用している旧モデル(W-03など)でもファームウェアアップデートなどで対応してくれればなぁ…という期待があるのですが、現時点ではこれもWebサイトに「本機能はFlashAir SD-UWAシリーズ<W-04>でのみご利用いただけます。」とありますから、たぶん「新しいのを買ってね」ということでしょう。
実際のところ、自分で取りに行ってもさほど支障はなくて、ただデータ転送中にカメラがスリープするのが鬱陶しかったので、それだけでも解決してくれればありがたいですが…。

高速化についてはカード自体がまずSDHCからSDXCになって、UHS-Iに対応しています。
W-03の速度が公式発表されてませんが、class 10を謳っていますから、読み書き10MB/s以上ではあったはずです。
それが今回のW-04では読み出しが最大90MB/s、書き込みが最大70MB/sとなっています。
さらにWi-Fiのほうも高速化されており、W-03の約2.9倍となってるんだとか。
スピードでいうと約31.4Mbpsだそうで、今までが遅かったとも言えそうです。

なお、無線LAN規格としては2.4GHz帯の802.11b/g/nなので、そこは変わってなさそうです。
FlashAir接続中はそのままだとWAN接続ができなくなるんですが、設定によりFlashAir側で別のアクセスポイントを中継することがW-03でも可能でした。
ただここで接続できるアクセスポイントは2.4GHz帯に限られていて5GHz帯はNGだったんですが、おそらくW-04もその可能性が高そうですね。

容量については64GBモデルが準備されたわけですが、お値段は64GBだと店頭予想価格で1万円超えだそうで、JPEGを記録するという観点からすればもう少し小さめでも良いのかなと。
Nikon D600はデュアルスロットなので、普通のカードにRAW記録し、FlashAirにJPEGを保存する設定にしてありますが、これだと32GBでも十分過ぎるくらいの枚数を保存できてます。
ちなみに32GBが6800円前後、16GBが5400円前後の予定だとか。
あとは旧モデルの値下がりやファームウェアアップデートなども気になるところではあります。
ちょっと別のカメラでも使いたいなぁと思ってるところでの発表だったので、しばらく様子見してお値段を見ながら導入を検討したいなと思っています。

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