• 038月

    先日発表になったリコーの高級コンパクト「GR DIGITAL III」ですが、
    明るくなったGRレンズがちょっと気になっています。

    ただし、気になるといっても、実はあまり良い方向ではなく、少しネガティブな
    感想なんです。
    ですので、GRを愛する方には、ちょっと反論がある内容かもしれません。

    基本的に私は明るいレンズが大好きです。
    しかし、広角で、しかもかなり小さめのCCDでのF2.4からF1.9への変化が
    どれだけのメリットを与えてくれるのかが、ちょっと疑問だったりします。

    6mm F1.9ということは、35mm相当に換算すると「28mm F9相当」くらいの
    被写界深度ということになります。
    APS換算でも「18.7mm F6相当」ですから、ボケを重視した写真には
    なりづらいかと。

    また、明るいレンズというのはレンズ性能が出しづらい一面もあります。
    今回のレンズは後群に1群2枚のレンズを追加したり、特殊低分散レンズや
    非球面レンズを使ってあって、贅沢なものですが、F2.4のまま、
    同じ技術を使ったら、もっと高性能になった可能性も否定できない気もします。

    まだ触ってもいないうちから断言することは全くできませんが、どうも
    アピールポイントを作るためのスペックアップに感じられてしまうのです。
    Webサイトでも自ら「銘玉」と謳っているのも、リコーらしくないなぁと感じますし…。

    GR DIGITALの性格上、目立った改良よりも撮影の道具としての正統な進化が
    望まれているのだと思います。
    それが銀塩GRから続く伝統だと思いますしね。

    まぁ、こういう発想自体がスペックマニアの戯言だと、あっさり否定できるくらい、
    進化したGR DIGITAL IIIを見せつけてくれることを期待しています。

    Filed under: DigitalPhoto
    2009/08/03 6:48 pm | “FAST” GRレンズの意義 はコメントを受け付けていません

Comments are closed.