MacBSの日常生活的日記

Vibroscope Liteで振動をチェック

iPhoneのアプリ「Vibroscope Lite」で振動がチェックできるというのを知り、色々な場所で試してみました。
色々といってもいつものようにオーディオ関連ですけどね。

まずはSCD-777ESのディスク再生時の動作音(CDの回転音)が当初やや気になったので、そこから計測開始です。
対処前にやっておけば良かったのですけど、上のはSCD-777ESのトップパネルをトルクドライバーで増し締めした後の結果です。
スピーカーからも普段の音量で再生してこの値ですので、動作音はもちろん、ヒッコリーボードやセイシンのインシュレーターも効いているのでしょう。
ちなみにディスクスタビライザーも純正と比較した結果、現状はセイシンのほうを消磁して使用しています。

ではパワーアンプの上はどうかなぁと調べてみると、これが結構揺れています。

Zはアンプの上下方向だと思いますので、RST-64とクォーツインシュレーターを敷いているとはいえ、スピーカーの間に設置している影響は完全には回避できていないようです。
そもそも天板が揺れているような印象もありますけどね。
Yは前後でXが左右だと思いますが、前後に揺れが大きいのはスピーカーユニットの前後動の影響が大きいということでしょうか。
Xは小さいものの、左側に偏っているのが少々気になるところです。

では床はどうなんだ?と調べてみますと、これが意外にもあんまり揺れていません。
階下に結構音漏れするのですが、よっぽどの低音でもない限りは体感的には床自体がさほど揺れているようには思えなかったんですよね。
上の計測は絨毯の上ですけども、パワーアンプのすぐ手前のオトユカフロアの上でも大差なかったです。

そうなるとまずはスピーカーの揺れ具合をチェックしておく必要があるでしょう。
Matrix 802のミッドユニットのエンクロージャーの上に置いたのでX,Yが入れ替わってますから、前後動と上下動が大きいということになります。
この振動が床に伝わっていないのはクォーツアンダーボードのおかげですね。

しかしそれなら何故、階下に音漏れするのか、ですが、なんとなく見当はついていたので側壁にiPhoneを押し当てて計測した結果がこちらです。

見事に壁が前後に揺れているのが分かります。
聴感上も側壁からの濁りは多いなぁと感じていましたけども、これだけ鳴っていればそれもそのはずです。
背面はRWL-3を置いてあるから対処できているでしょうが、やはり側壁はなにか対処が必要かなぁ。
ちなみに階下からの印象としては右の壁側から聴こえてくるような感じが強いようです。

最後にこの環境でラックの最上段、レコードプレーヤーのターンテーブルの上での振動もチェックしておきましょう。

最下段のCDプレーヤーと比較すると上下動は多少ありますけども、ラックによる横揺れはほとんどないようです。
上下動についてもRMF-1のおかげでかなり抑えられているのではないかなと思います。

あくまでもiPhoneのセンサーを使ったものですから、個体差があるはずで絶対的な評価には使えないと思いますが、相対的にどこが揺れているのかを見つけたり、客観的に把握するのにはとても役立ちました。
これだけ便利なのに今回は無料版のほうで申し訳ないですけど、有料版は周波数解析などもできるようですし、近々入手して色々試してみたいと思っているところです。

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