MacBSの日常生活的日記

Tiffany RCAプラグ

このところ2本ほど続けてゲットして気に入っているMark Levinsonのインターコネクトケーブルですが、どうも見覚えがあるプラグだなぁと思いつつも思い出せず、何度か時間がある時に調べていました。
そもそもマークレビンソンのケーブル自体があんまり情報がないのですが、eBayなどを見るとTiffanyという表記をたまに見かけます。
ティファニーというと誰しもジュエリーブランドのそれを思い浮かべるわけですけど、ここで出てくるTiffanyはどうもメーカー名ではなくて、プラグ形状を示すもののようです。

そもそもマークレビンソンはごく初期のモデルを除いて、いわゆるこのRCAタイプのプラグではなく、LEMO(CAMAC)を採用しています。
というのも当時のRCA端子は精度も低く、接触不良などに悩まされていたんだそうです。
そんな中ではこのTiffanyタイプのプラグは精度も高く、音も良いという判断だったのでしょうね。
以前も書きましたが、最近のCHORDで採用されているVEE Plugに似ていて、マイナス側はケーブルの根元側と先側の両方から締め付けられるような構造です。
写真ではアース側の接点がカバーの中に入ったままになってますが、これもちゃんと取れて、手入れがしやすくなってるのも良いですね。

ただ、Tiffany Styleという表記は頻繁に見かけるものの、オリジナルを作っていたブランドにはなかなかたどり着けませんでした。
ようやく見つけたのが、Vampire Wireというメーカーで、どうやらここが元祖だと思われます。
今でもこのTiffany Styleのプラグは売られていて、ケーブルの太さごとに別製品になってるものの、2つで22.5ドルほどだとか。
今はWBTとか高品位なプラグもたくさんありますが、今でも流通しているというのはそれだけ完成度も高かったのでしょう。

このTiffanyを元に調べると、他にGOLDMUNDも採用しているみたいで、LINEAL IC(の古いタイプ?)がまさにソックリですね。
GOLDMUNDはインターコネクトケーブルのほうだけでなく、メス側、つまり機器側の入力端子にもおなじTiffanyを使ってるようで、かなりお気に入りのようです。

正直調べが付くまでは「もっと新しいプラグに替えてみようかなぁ」なんてことも考えてたんですが、分かってみると愛着も湧きましたし、信頼感も出てくるから勝手なものです。
ってことで、全く誰の役にも立たなそうな情報なんですけど、しばらく調べていたことがようやくだいぶハッキリしたので、自分用のメモがてらのエントリーなのでありました。

モバイルバージョンを終了