MacBSの日常生活的日記

TGメタル

昔からのオーディオマニアには懐かしいと思われる「TGメタル」を見つけたのでゲットしてみました。

延べ棒状の鉛なのですが、昔はこれを機材の上にたくさん積んで制振対策してるのをオーディオ雑誌などで良く見かけたものです。
使い始めたのはたぶん長岡鉄男氏だったと記憶していますが、どうだったかな?
合金と純鉛のタイプがありますが、おそらくこれは後者のFG-02でしょう。
重さは1本2.5kgもありますから、2本では5kgもあって見た目以上にズッシリきます。

撮影用にパワーアンプに載せてみましたが、昔はまぁこんな感じにしてるのは良く見かけましたね。
放熱の妨げになりかねませんし、やっぱり素材固有の音が乗ることに変わりはないと思っているので、実際にはココには配置しませんし、鳴らすことすらしていませんが。
もうひとつ変なもの(?)が目に入ると思いますが、そちらはまた次回ご紹介することにしましょう。

じゃあ何処に使おうか?と考えた結果、思いついたのはラック天板とAKURATE DSの上でした。
後者は個人的にどうしても思ったような音が出なくて拷問したい気分だから、というのもあったのですけども、せっかく足元にRMF-1を使ってるので下手な荷重をかけるのは良くないだろうと見送りました。
ラック天板(レコードプレーヤーの下)はこれまでも真鍮のスタビライザーやfo.Qを置いてありましたし、それでもまだ板の共振もあるような気がしていましたから、ひとまずココに。

面白半分で置いて、まずはCDから聴き始めましたが、ちゃんと音に変化は現れるから不思議なものです。
楽器の音色の純度が上がって瑞々しいものになったようで、今まではボヤけたフラッターエコーのようなものが載っていたのだなと。
ここでも触れていない例のものが功を奏している可能性は非常に大きいのですけども、レコードプレーヤーではさらに重心が下がった印象も加わりますし、TGメタルも効いてると思われます。
逆にスタビライザーはマイクロから山本音響工芸に替えて、よりキレが上がった気がします。

重さが良いというよりは、先日から使っているAIKOHのセラミックインシュレーターも含め、複合素材で余計な共振が多少なりとも抑えられたのが効いているのではないかと推測しています。
どんなに重くても単一の素材ではなかなかこうはいかないはずで、その点ではうまく組み合わせて使うのは有効かなと。
この施策からするとレコードプレーヤーの下にもしっかりしたオーディオボードがあったほうが良いのかなぁという印象もありますが、今のところこの組み合わせにはなかなか満足しているところです。

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