MacBSの日常生活的日記

ステレオ時代 VOL.15

ステレオ時代の最新刊「VOL.15」が9/4に発売予定だそうで。

だいぶ前から発売情報は見つけていたのですが、いつものように内容が不明だったのです。
ようやく多少は情報が出てきたので、そろそろ発売日が近いことでもありますし、書いてみることに。

今回の特集は「レコードの魅力 再発見」とのこと。
考えてみればFMやカセットなどは特集がありましたが、レコードはあんまりなかったかもしれませんね。
GT-2000など個別の「名機」はこれまでも取り上げられていますけどね。

今回は「Technics SL-1200MK7」を主体にした記事になってるようで、「あれ?過去の名機じゃないのね」という印象です。
同じTechnicsならSP-10シリーズはもちろんのこと、SL-10などを取り上げるほうが「らしい」印象もありますけどね。
今分かっている範囲では以下のような内容らしいので、他の機種も当然取り上げられているのでしょうけれど。

・Technics SL-1200MK7 名機、復活の秘密
・国産中級プレーヤーの注目モデル~SL-1200MK7のライバルたち
・オート機は『音が悪い』は本当か?それとも都市伝説?
・中古レコードプレーヤー市場は売れ行きを反映した『高値』
・トーンアームの秘密
・還暦プレーヤーとの生活 ガラード301復活へ

レコード人気と騒がれているものの、ビックカメラさんでPro-Ject Essential IIIやAudio-technica AT-F2などが特売されているのを見るとそろそろバブルも終焉かなぁという印象も受け始めているのですけどね。
レコード自体の新譜もかなりリリースされていますが、現実的にはCDが同時に出ていて元々がデジタル録音ならば、コレクターズアイテム的な位置付けに過ぎないようにも感じられます。
中古に関しても、一部の人気モデルや希少価値が高いレコードは高止まりですけど、それ以外のものはあんまり売れていないようにも思われます。

ネガティブなところから入りましたが、逆に言えば特にプレミア感なく気軽にレコードを始めてみたいという方には入りやすくなってきたとも言えるでしょう。
そういう意味で「SL-1200MK7」はその代表格だとは感じます。
個人的にはSL-1500Cのほうが相応しい気もしますけれども…。

その他の記事としては以下がラインナップされています。

・[特集]CDの限界を超えろ!
・カセットテープ名鑑
・ひとりGS名盤コレクション
・エクスクルーシヴの守り人
・すてぱら~究極のレコードプレーヤー~
・A-10X復活計画

なんとも逆の意味でタイムリーなExclusiveの記事が気になりますね。
守り人さんが独立されて修理が継続されれば、ユーザーさんにとってはこれほど嬉しいことはないでしょうが、さてどんな感じなのでしょうか。

CDの限界を超える、というのはまたこの雑誌らしい特集です。
当然、ハイレゾとかそういう安直なものではないはずと期待していますが、MQA-CD辺りだったりするのかなぁ。
少なくとも消磁や緑のマジックを塗る、みたいなものではなさそうです。(苦笑)

あと、今となっては入手困難になっているVOL.1がAmazonでオンデマンド出版できるようになっています。
本来のムックそのものの仕上がりではないでしょうが、内容が読みたいという方には朗報かと思います。
まぁ電子書籍でも読めるっちゃ読めるんですけどもね。

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