MacBSの日常生活的日記

SONY TA-A1ES

ハイレゾに急速に注力しているソニーからプリメインアンプ「TA-A1ES」が10月に発売予定だそうで。

ポータブル機器がS-Masterでフルデジタル展開をしている中、少し前からそうですけど据置型はアナログ路線で、今回のはパワー段に「シングルSPP & Hi CURRENT AMP」なるものが採用されてシングルプッシュプルとなってるんだとか。
雰囲気的にはDENONが昔から使っているUHC-MOSみたいな素子でしょうか。
10WまではA級動作だそうで、国産他社のオーディオアンプよりは小音量寄りのセッティングかな、という印象です。

ボリューム部分も最近の流れに沿っているのか、ボリュームノブを備えつつも電子ボリュームになっているのも小音量再生ではギャングエラー等の問題が起きづらくて良さそうですね。
さらに音量によらず、高S/Nとするための「オプティマス・ゲイン・コントロール Ver.2」も搭載されているそうです。
なお、電子ボリュームはMUSES72320によって実現されてるみたいです。

ヘッドホンアンプにも注力しているようで、基板も独立したもののようですし、インピーダンスマッチングも3段切替とニーズを良く研究してあります。
スピーカーターミナルの異常なほどの大きさは他のスタイルとミスマッチな印象もありますけどね。
ただ、見かけよりは重量もがっしりしてるようで、17kgほどあるんだとか。
まだまだ重さが正義みたいなところがあるのでしょうけど、もうちょっと軽快な作りでも良いのになぁ。
お値段的に20万円超えになりますから、販売戦略上、貫禄も必要なのかもしれませんけど…。

ちなみに製造はMADE IN MALAYSIAのようで、最近はこのクラスのオーディオコンポーネントでも海外生産がほとんどになってきています。
異様なまでに日本製にこだわるアジア系観光客でもないですからそれは別に構いませんし、むしろ海外の生産拠点のほうがすでに製造技術が高いのでしょうね。
ただ、国内メーカーの筐体はどうもネジの見え方などがイマイチなのがねぇ。
別に音に関係ないと言われればそれまでですが、そういうこだわりが回路や音にも影響していくのではないかな、という気もします。

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