MacBSの日常生活的日記

SONY NW-A55HN

SONYのウォークマン「NW-A55HN」をゲットしてみました。

最近はBluetoothイヤホンやヘッドホンを使う頻度も増えましたし、DAP自体は「コントローラ」的な位置づけにしても良いのではないか、という思惑もあってチョイスした形です。
LDACを試してみたいというのもありましたし。
さらに今回はワイヤードながらノイズキャンセル機能対応のイヤホン「IER-NW500N」とのセットモデルなので、そっちもオマケ程度に考えつつも面白いかなと。

結果的には意外とこのイヤホンの出番が多く、ファンヒーターやエアコン、パソコンといった、ちょっとした動作音が気にならなくなるという点でもなかなか気に入っています。
多少のホワイトノイズっぽさは増えますけど、音質も思ったより良いですし。

DAP本体のほうはファームウェア関連でちょっと悩みました。
まず届いた当初は1.00だったので、最新の1.02に更新です。
Macでもできそうでしたが、最近はMac mini M1を使うことが多いので、安全のためも兼ねてWindowsで実施しました。
更新後も一部表示できないアートワークがあって、どうやらプログレッシブJPEGやインターレースPNGなどに非対応だとか。
Amazonから取得したケースで多発する印象なので、今さら入れ替えるのも面倒…ということもあり、某所のカスタムファームウェアを入れました。
なお、カスタムファームウェアをインストールするとメーカー保証はなくなりますし、最悪、機材を壊すこともありますので、これをオススメするものではありません。

ただ、これでアートワークはバッチリ表示されるようになりますし、音色も思った以上に変化しました。
UIのレスポンスも若干向上しますし、音はだいぶ地味になる傾向はあるものの、低域はしっかりして、癖のないサウンドになりました。
ベースの厚みやキレで特に差が大きい気がします。
一旦元のファームウェアに戻して比較もやってみましたが、オリジナルはかなりハイ上がり傾向な気がします。
低域はカスタムで厚くなりますが、電源部のパワー不足からか、若干歪みっぽくなる傾向はあるようです。
サウンドシグネチャーだけオリジナルのまま、というのもできますが、これだとハイインピーダンスのヘッドホンでハイ上がり傾向が気になったので、やはり両方ともカスタム配布されているものを適用しておきました。
なお、iPhoneからBluetooth経由だとサウンドシグネチャーに関わらず、あまり差はない印象ですので
Bluetoothで使う用途なら特にカスタムファームウェアを入れる必要はないかもしれません。

手持ちのDAPとしてOpus #1Sと比較してみました。
空間が感じられるのはOpus $1Sのほうですが、精度と透明感ではNW-A55のほうが良い部分も多い印象です。
アンプ部もNW-A55が思ったよりパワフルですし、アンバランス接続のみで良ければ十分な性能です。
ややドライなので、もう少し潤いがあればなぁと感じる場面も多少はありますが。

有線のイヤホンやヘッドホンも各種試してみました。
HIFIMAN HE400iやbeyerdynamic DT770PROなどでもボリュームさえ上げれば結構鳴ってくれます。
ハイファイマンのほうは平面振動板との相性からか、やや厚みが足りないかあと感じる場面もありましたが、歪みは少なく見通しの良いサウンドです。
若干シャリつきが目立つところもありました。
鳴らしづらさという点ではDT770PROのほうが厳しそうですが、こちらのほうが相性は良い気がします。
さきほどのカスタムファームウェアを入れた場合のほうがヘッドホンとは相性が良い感じもあり、そこは元となったサウンドシグネチャーが据え置き機のものというのも関係しているのかも。
インピーダンス変動や低インピーダンス時にやや特性に変化が生じる印象があるのは、据え置き機とは電源部が異なるせいかもしれません。

イヤホンの中ではわりと鳴らしづらいほうのFinal E5000も音色的に相性が良かったです。
少し余韻を付加するようなタイプのイヤホンが合う辺り、最近の据え置き機にも傾向が似ているのかもしれません。
ワイヤレスもMDR-1ABTではやはりLDACの良さが際立っていました。
aptXでもAACよりはだいぶ良いですけど、TWS等ではイヤホン側の味付けが主体になるので、やはりここはコーデック対応の幅広さとUIの使いやすさのほうを優先すべきでしょう。
バッテリーの保ち(特に有線時)も良いですし、当初の目的よりずっと活躍してくれそうです。

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