MacBSの日常生活的日記

第二楽章をアコリバで聴く

やや今さらの感がありますが、さだまさしさんのオリジナルアルバム「第二楽章」を手に入れて聴いています。

購入した理由はもちろんさださんの曲を聴きたいからでもあるんですが、Special ThanksにAcoustic Reviveさん(とAccuphase)の名が入ってると知ったから。

プロデューサーの八野行泰さん、エンジニアの鈴木智雄さんがオーディオファンだそうで、その関係もあってAcoustic Reviveのケーブルやアクセサリーを録音やミックス、マスタリングなどに使用されているんだとか。
今回の「第二楽章」ではPC-tripleCのNewケーブルも採用されてるそうで、それならば今のシステム構成で聴けば、入力から…どころか音源からアコリバの音で聴けるじゃないか、というわけです。

さて早速聴いてみると、前回のベストアルバム辺りからそうでしたが、最近のCDらしく音圧はやや高めです。
ただ、それでも歪まず、あくまで音楽としてのパワー感を高めるレベルで仕上がってるのはさすがです。
とりわけ後半の「豆腐が街にやって来る」辺りからはパワフルさと繊細さが両立していて、オーディオ的な魅力もしっかり感じ取ることができます。
#それ以前に「豆腐が…」は相当変わった曲ですけども。

ちなみに私が気づかなかっただけで、ここ最近のアルバムにはAcoustic ReviveへのSpecial Thanksは入ってました。
ただ、今回はPC Triple-Cになったこともあってか、キュッと音像が締まりつつ、フレッシュかつエネルギッシュな質感になってるような気がします。
Mistだと穏やかさと艶はあるものの、ややヴェールがかかったような部分もあるかと。
Glass Ageや夢回帰線くらいまで遡ると、線の細さばかりが目立つわりに歪っぽい気がします。
さらに古くなって、アナログレコードになると歪みこそあるものの、レコードならではのエネルギー感と臨場感があるんですけどね。

また自分のシステムのほうも以前よりもボーカル以外の部分の細やかなアレンジがしっかり聴き取れるようになったように思います。
さださんの場合、基本的にはアコースティックサウンドですし、アレンジも単純な繰り返しではなく、歌詞に合わせたこだわりがあるのは以前から感じていましたが、それをさらに追証できたような気がします。

ただやはりマスタリング時の音圧上げがちょっとだけ残念なところでしょうか。
現行の他のCDに合わせないと聴感上の音量があまりに合わないというのもあるのでしょうけど、もっとオリジナルに近いマスタリングでハイレゾ配信とかしてくれたら最高なんですけどね。

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