MacBSの日常生活的日記

Philips Fidelio F1

オンキヨー&パイオニアイノベーションズからPhilipsのヘッドフォン「Fidelio F1」が5月下旬に発売されるそうで。

古くからのオーディオファンなら、ONKYOなのかPIONEERなのかPHILIPSなのか、ハッキリしろ!とツッコミを入れそうですが、そのPHILIPSもシロモノは別メーカーだったりでもう何が何やら分かりません。
ただ、これといっしょに発売されるFidelio M2BTとM2LはそれぞれBluetoothとLightning直結という「派生型」で、海外で非常に評価の高いFidelio X2をなぜ最初に持ってこなかったんだろう?という、別の疑問も出てきます。
それこそ、発売元の2社の製品とぶつからないように…という配慮が働いたような気がするのは勘ぐり過ぎでしょうか。

さて、そのF1は今どきらしくハイレゾ対応を謳って7Hz〜40kHzをカバーするFidelio共通のドライバを使っているのが特徴の一つだとか。
海外の本家サイトでは特に「ハイレゾ」の文字は登場してないようですけど。
サイズはかなりコンパクトで、私が先日買った同社の「SHL9705A」と似たようなもの、というよりもむしろ軽い(F1は108g。SHL9705Aは180g)です。
ハウジングの構造やイヤーパッドの独特な感じも結構似ていますね。
リモコン/マイク付きのケーブルという点も同様ですし。

ただしお値段はF1のほうの店頭予想価格が22,000円前後だそうで、SHL9705Aとはヘタすると10倍近い差があります。
SHL9705Aのほうは発売当初の実勢価格は8980円前後だったので、そこを考えるとそれほど大きな差ではないですし、海外での販売価格も200ドルくらいなので、特に高い価格設定というわけではなさそうです。
なお、インピーダンスは16Ω(SHL9705A:24Ω)、感度は107dB(SHL9705A:106dB)ですから、スマホなどでもより鳴らしやすくなってるようにスペックからは見受けられます。

肝心のサウンドは海外のレビューを見ると「Constrained sound」といった評価もあって、ある意味、Fidelioらしいのかなとも思います。
もちろんその逆に音の分離やトータルバランスの良さを評価する記述もあり、ちょっと高めかなぁというのが気になる以外はわりと良い出来のように感じます。
あとは今後の展開としてぜひX2を国内販売してほしいものだと思います。

モバイルバージョンを終了