MacBSの日常生活的日記

Olasonic TW-D5TV レビュー 到着編

Olasonicさんのテレビ用スピーカー「TW-D5TV」をお借りしました。
まずは使い勝手の部分に関わるところや外観などのレビューをしてみようかと思います。

以前、TW-S5をお借りしたことがあるわけですが、見た目などはまったくそれと同じですね。
違いとすればケーブルの出方くらいで、TW-D5TVのほうはACアダプタが必要ですから、左側のスピーカーから以下の3つのケーブルが出ています。

・ヘッドフォン端子につなぐケーブル(先はステレオミニプラグオス)
・右スピーカーにつなぐケーブル(先はステレオミニプラグメス)
・ACアダプタとつなぐケーブル(先はACプラグメス)

あと、底面の表記がTW-S5では右スピーカーに「Rch」という記載があったかと思いますが、TW-D5TVでは左スピーカーに「左側」と日本語表記がされていて、ちょっと分かりやすくなってます。
この辺りはテレビでの使用を考えて一般向けにも設置しやすいように配慮したのでしょうね。
なお、右側の底面にはなにも記載されていません。

前回の訪問時には分からなかったホワイトノイズですが、かなり静かな室内で耳を近づけてみると、20cmくらいまで近づけば聴こえる程度の音量です。
また、ポータブルレコーダーのメーターで簡易的に測ってみると、フロアノイズが-40dBくらいとして、スピーカーの目の前にマイクを置いても-32dBくらいとかなり優秀かと。
今回はiPad miniに接続して試しましたが、むしろヘッドフォンアンプ側の残留ノイズが多いものだとそちらの影響のほうが大きいくらいかもしれません。

ただ、他のアクティブスピーカーでも良くあることですけど、抜いた状態のミニジャックを触るとブーンとノイズが出てしまいます。
テレビでの使用を考えれば抜き差しはないはずですが、内蔵スピーカーと切り替えながら使いたいケースではちょっとだけ注意が必要かな。
オートパワーオフも機能するので大きな問題ではないでしょうが。

そのオートパワーオフですが、どのくらいでパワーオフになるのか計測してみました。
2回の計測でしたがどちらもおよそ6分弱ほどで自動電源オフになりました。
なお、このオートパワーオフ時には小さめのポップノイズが出ます。
それほど気にならないレベルかと思いますが、先ほどのような抜き差しをしての使用を前提とするなら、電源スイッチがあったほうがうれしいかも。
その場合はACアダプタのところに別途、スイッチ付きのタップを付ければ解決できますけどね。
また、再生を始めたらオートパワーオンになりますが、こちらはすぐに音が出て、先頭が途切れるようなことはありませんでした。

音質に関しては次回のレビューに回すとして、音量について書いておくことに。
まずはiPad miniで試してみましたが、60〜70%くらいのボリューム位置で私が通常、オーディオを聴くくらいの音量が確保できています。
当然ながら歪むようなことはなく、音量の不足はないですが、部屋の広さやテレビ側のイヤホン端子によっては音量不足を感じることもあるかもしれません。

逆に小さな音量の場合、デジタルボリュームだと目盛りの刻み次第では「一つ上げると大きい、一つ下げると小さい」というようなことがあるかも。
また、うちの寝室では外付けの地デジチューナーからラインアウト端子でPC用スピーカーにつないでいますが、そのままだとボリューム操作ができず置き換えられません。
こういうのはレアなケースだと思いますが、やっぱりアナログにボリューム操作したいなぁと思うケースもありそうです。
こうした場合は、市販のボリュームコントローラーを併用すると良いでしょう。

また、テレビ周辺への設置では防磁対策も気になるところです。
ピンセットをスピーカー周辺に近づけて確認してみましたが、背面のパッシブラジエーター周辺あたりはそれなりに磁束漏れがありました。
今の液晶テレビ自体は磁力の影響で映像が乱れることは少ないと思いますが、近くに録画用HDDなどがある場合は注意が必要かもしれません。

全般的にはこれまでのOlasonic製品同様、デザインや機能も含めてまさにシンプル・イズ・ベストな製品になっています。
逆に言えば機能をシンプルにしたからこその高音質ともいえますし、次回はその音質についてレビューできればと思っています。

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