MacBSの日常生活的日記

Olasonic 訪問レビュー TW-D5TV編

ちょうど出張のタイミングと重なったからというわけでもありませんが、Olasonicさんのテレビ用スピーカー「TW-D5TV」の発表日に会社を訪問させていただきました。

皆さん気になる「TW-D5TV」の感想の前に、いつもの但し書きを。
発売前に聴かせていただく貴重な機会はいただいていますが、謝礼や交通費などは一切いただいておりません。
あくまでも私が率直に感じた感想を書かせていただきます。

さて、社内にセッティングされた「TW-D5TV」を聴かせていただいたのですが、第一印象は「TW-S5、ほぼそのまま」という感覚です。
上の写真と同じような感じで32インチの液晶テレビの両脇に置いてあったのですけど、相変わらずの定位感で液晶テレビそのものから音が出ている感覚で画面に集中できます。
ただ、その質自体はテレビ内蔵のものとは比較にならないもので、音の押しや迫力は当然ながら密度が全く違ってきます。

とはいえ、サイズはTW-S5相当ですから、低域は必要十分な範囲で留まっていて、32インチくらいの画面の迫力とのバランスが良い感じです。
この点は私も力説してきたんですが、あまりに本格的なホームシアターやオーディオシステムだと、観たり聴いたりしている人は気持ちよくても、隣の部屋(場合によっては隣の家)はズンズンと低域ばかりが漏れ聞こえてきて不快なものです。
その点、Olasonicのスピーカーは心地よい範囲の低域でまとまってるのもあって、そうした不快さを感じさせずに楽しめるメリットもあります。
そう言ってしまうと単純に低域不足のように思われるかもしれませんけど、決してそうではなくてそれぞれの帯域が充実しているからこそ、なのではないかなと感じています。

なお、Olasonicさんには既存のテレビ用スピーカーとしてTW-D7OPTがありますが、これとの一番の違いはアナログ入力のみという点でしょう。
TW-D7OPTは名前の通り、光デジタル入力があるのですが、テレビの場合、デジタル出力がPCMだけでなく5.1chがあったりと分かりづらい部分もあります。
今回はそうした複雑さを排して、シンプルにアナログ入力だけにしたとのことでした。
ちなみにTW-D7OPTは同社製品で一番売れてる製品(価格ベース?)だそうです。

ただ、最近のテレビにはRCA出力がないケースが多いですし、そもそもTW-D5TVはステレオミニジャックが生えてる形なので、ヘッドフォン端子につなぐ形になります。
そこで音質的に影響があるのでは?と危惧したのですが、今回聴いた限りではそんな心配はなさそうです。
Olasonicの方も「国内大手のテレビならヘッドフォン端子でも品質的には十分」と言われていましたが、多少の損失はあるでしょうが気になるほどではなさそうです。

ちなみに、スピーカーから生えたミニジャックが長さ2mほどあるんだそうで、むしろこれによる設置の自由度向上のほうがメリットが大きいでしょう。
テレビの両脇が基本的な設置位置だとは思いますが、手前のカフェテーブルに置いてみると絶対的な音量は少し小さめにしつつ、Olasonic独特の定位に包まれながらテレビを楽しめるかも。

配線はこのミニジャックと両スピーカーをつなぐケーブル、そしてACアダプタのみです。
ACアダプタはかなり小型ながら5.9V2Aとしっかりしたものですが、電圧がUSBよりもちょっと高めに設定してあるのがなるほど、という感じです。
USB-DAC内蔵のTW-S5と同等に感じる要因はこの電圧の高さも、もしかすると関係してるのかも。
そもそも「デジタルだから音が良い」とか「デジタルなら劣化しない」というのは勘違いみたいなもので、結局はそうした回路の積み上げがあってこそなのだと思います。

(3/4 22:07追記)

TW-D7OPTとの比較で言いますと、7はプチシアターという感じですが、5は常用できるバランスだと思います。
TW-D7OPTだと、ライブや映画では使うものの、ニュースやバラエティなどの普段使いではオフでも良いかなという気になるケースもありそうですが、TW-D5TVではもうテレビ内蔵のスピーカーとは縁切りできるのではないかな。
それはひとえに、最近のテレビの音が悪すぎるというのもあるのですけどねぇ。
なお、TW-D7OPTでデジタル接続するとボリュームが別リモコンでの操作になりますが、TW-D5TVはヘッドフォン端子に直結ですから、ボリュームもテレビ側のリモコンだけで調整可能というのも一体感を生んでいます。

もちろん、欠点も皆無というわけではなくて、やっぱり惜しいのはTW-D7OPTではできた横置きスタイルが出来ないのは残念かな。
最近の液晶テレビは下のベゼルも大きくないですし、TW-D5TVを画面下に立てると画面に重なってしまうでしょう。
そうなるとテレビの横に置くことになるわけですが、そのスペースすらないというケースもありそうですからねぇ。
その辺りはやはり上位モデルの優位さでもあるでしょうから、好みと用途に応じて選ぶべきかと。

いずれにしても、Olasonicさんのたまご型スピーカーと人間の声との相性というのはビックリするものがあります。
個人的にはぜひあのスタイルでピュアオーディオ用スピーカーをと思わずリクエストしちゃったほどです。
また、TW-D5TVはテレビ用途となっていますが、アナログ入力というシンプルさゆえにPCスピーカーとして使うことももちろん可能です。
当初の実売価格は9900円ほどだそうで、まだ価格的には既発売の製品のほうがお得感があるかもしれませんが、ニーズに応じたラインアップの充実は素直に良いなぁと感じた試聴でした。

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