MacBSの日常生活的日記

NuForce Primo 8

NuForceからBAタイプのイヤフォン「Primo 8」が4/30に発売になるそうで。

BAユニットを4つ使い、3ウェイ構成となってるそうで、そこからしてかなりのハイエンドモデルだと推測できます。
4基の割り振りはウーファーが2つで、あとはミッドレンジとツィーターですね。
低域用は同一軸上でタンデム動作するんだそうで、どうもヘッドフォン周りはタンデムが流行りなんですかね。
これにより高調波歪みを75%以上低減してるとのことですが、そんな効果がタンデムにあったかなぁ。
どちらかというとむしろユニット間の誤差で混変調歪みが増えるような印象があるのですが…。

また多数のBAユニットでそれぞれの帯域を受け持つとなれば当然ネットワークが必要になります。
そこも独自の工夫がされているそうで、独自の1次Butterworthフィルター設計でクロストーク漏れを減らしたんだとか。
1次バターワースというとむしろシンプルなフィルターというイメージですし、6dB/octの緩やかなものだと思いますが、リニアフェーズという点では確かに良さそうです。

説明文が直訳調なのと海外のプレスリリースでも抽象的な図解なのでイマイチ良く分かりませんが、どうもシンプルなローパス、ハイパスを組み合わせて、特にミッドレンジ、ツィーターではこれらのフィルターを複数通すような仕掛けかなと推測されます。
イヤフォンの場合、筐体サイズに限界がありますからどうしても大きなインダクタンスを使えないですし、そのあたりとのしがらみもきっとあるのでしょう。
個人的にはハイエンドのモデルだとデジタルチャンネルデバイダーも良いでしょうし、いっそのことオペアンプ使ってアクティブネットワークを組んだら面白いのかもしれません。

その他、ケーブルにも工夫がされていて左右独立グラウンドでチャンネルセパレーションを向上させたり、ケブラーで断線防止をしてあるんだとか。
ヘッドフォンの3極プラグは各メーカー、なんとかしたいと思ってるようですが、なにぶん既にすっかり普及してるので、なかなか「バランス接続」が普及していかないですね。
ただマイク付きと無しのケーブル2種類が付属してリケーブル可能なようですし、その点では柔軟性の高い仕上がりになっているようです。

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