marantzから新しいプリメインアンプ「PM6005」が9月に発売されるそうで。
既存のモデルとしてPM7004とPM5004がありますが、その中間に位置づけられるモデルのようです。
いちばん大きな特徴はDACを内蔵しているところでしょう。
CDプレーヤー黎明期辺りにD/Aコンバーター内蔵アンプが流行ったことがありますけど、最近では結構珍しいかな。
USB-DAC機能付きというのはたまにありますが、今回のはDDC機能はなく、同軸と光デジタル入力のみというのも最近見かけないパターンです。
DAC自体は同時発表のCD6005と同じCS4398だそうで、これをセットで買うとどっちで繋げば良いの？という気もします。
そもそもどちらか一方にあれば十分な気もしますし、むしろCDプレーヤーのほうにデジタル入力が欲しいんですけどねぇ。
肝心のアンプ部ですが、定格出力で45W+45W(8Ω)、60W+60W(4Ω)とのこと。
ニュースリリースなどにはDACや素子の記載はあるものの、この定格出力に触れてなくてちょっとビックリしました。
アンプの出力なんてスピーカーの能率や許容入力みたいなもので、音の良さとはあんまり関係ないですけど、それでも普通は仕様として一番に触れる要素のような…。
PM5004の40W+40W(8Ω)、55W+55W(4Ω)とあまり差がないから、あまり触れられたくなかったのかな。
背面パネルや重量などを見る限り、実質的にはPM5004のバージョンアップ+DACくらいに考えておいたほうが良いかも。
あとはお値段ですが、PM6005が63000円、CD6005が50400円とのこと。
デジタル入力が必須でないのであればもう少し頑張ってPM7004がオススメかも。
ただPM7004を扱ってるお店が極端に少ないので、実質的にはPM8004になってしまい、それだとさすがにちょっと厳しいのかなぁ。
PM5004なら2万円台ですし、差額でNA7004を狙うなんて方向性のほうが単品オーディオの楽しさがありそうな気もしますが、かなり私のクセが入ったチョイスかもしれません。