MacBSの日常生活的日記

M2TECH YOUNG-DSD

M2TECHからDSD対応のUSB-DAC「YOUNG-DSD」が4/15に発売されるそうで。

とうとうM2TECHもDSD対応を果たしてきましたね。
最初はEvoの後継からかなぁと予想していましたが、DSDデータの受け渡しの問題もあるので一体型モデルからとなったのでしょう。
名前的にはYOUNGをDSD対応に改良したといった形ですが、前面に液晶パネルも付いて面構えはだいぶ印象が変わっています。
YOUNGの電光掲示板みたいなディスプレイはとても独自性があって高級な雰囲気でしたがいろんな入力を扱うにはやっぱり普通のパネルがあったほうが使いやすいでしょうからねぇ。

背面側は入力インターフェースにはそれほど大きな変化はなく、同軸、BNC、光、AES/EBU、USB2.0装備で、USB2.0のみがDSD対応という形です。
I2Sあるいは独自でも良いのでDSDをやりとりできるI/Fがあったらなぁとも思いますけど、どうもそこは各メーカー、あまり積極的ではないですねぇ。
SACDのリッピングができない以上、DSDはパソコンありき、ということなのでしょうけど…。

背面のいちばん大きな差異はアナログ出力がXLRになったところでしょう。
RCA端子はなく、付属のRCA-XLR変換アダプタを使う形で対応可能ですが、しっかりバランス出力に対応した回路構成になっていると予想されますし、できればアンプ側もXLRで受けたいところでしょう。
なお、電源はYOUNG同様、ACアダプタでの対応となっています。

また前面に戻りますが、ボリュームノブが追加されたのも新しいところです。
このノブは入力切替や設定操作も兼ねていて、通常回転だと音量調整、ノブを短く押しこむと入力選択モードになり、長押しすると設定モードに入るそうです。
ボリュームは-96~0dBの192ステップですから、簡易的なプリアンプとしての使い方も想定しているのでしょう。
アナログ出力もアンバランスで2.7/5.4Vrms、バランスで5.4/10.8Vrmsが設定で選択可能ですから、プリアンプ無しでも音が痩せる心配はないでしょうし、リモコンもありますからね。

なお、パソコン側のドライバーはWindows XP SP3からWindows 8の32bit、64bitに対応したものが用意されるようです。
Macはドライバ不要らしいですし、おそらくXMOSベースのDDCではないかと予想されます。
残念ながらいまだに初代hiFaceやhiFace Evo、そして今回の前モデルであるYOUNG用のMavericks対応ドライバが配布されていない状況ですが、このモデルに限って言えば当面の心配はないのでしょう。
新製品を出したりWebサイトをリニューアルするのであれば、さすがに旧モデルの対応についてもそろそろ新しい公式コメントが欲しいところではありますけどね。

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