MacBSの日常生活的日記

LXA-OT1 オペアンプ交換 NJM2041D編

stereo付録アンプ「LXA-OT1」ですが、shigechan氏より送っていただいたオペアンプのラストを飾って、JRCのNJM2041Dに交換してみました。

まずはDC駆動で鳴らしてみましたが、一聴して上品さが感じられます。
同じJRCということもあってか、デフォルトのNJM4558の正統進化版という印象を受けます。
実際にもNJM4558の入力段、出力段に改良を加えたもののようですね。
LUXMANが意図した方向性に近く、DC駆動と相まって、いわゆるラックストーンにはいちばん近いと言えるかも。

その直前まで使っていたNE5532APと比べると、高域がなめらかで、バイオリンの高音がギスギスしないのがハッキリわかります。
とりわけ、電池駆動やCD音源などで特に顕著で、デジタルアンプの尖った部分が適度に丸められている印象です。

低域はブーミーではなく、いざという時にぐっと押しが出てくる感じですが、音楽のジャンルによってはややカマボコ型の帯域に感じることもあるかも。
ただ、音楽性にあふれた低域を奏でていて、知らず知らずにボリュームが上がるような、聴きやすい音のまとめ方になります。

その後、ACアダプタ駆動に戻してみると、やや帯域が狭くなり、歪みが増えたような印象が出てきます。
カマボコ傾向はDC駆動よりさらに強まる感はありますが、特性一辺倒ではなく聴き疲れしないやさしい音色はLXA-OT1らしい、とも言えるでしょう。

総合的にはそれぞれ甲乙付けがたいところもありますが、あえて独断と偏見でランキングを付けるとすると、こんな感じです。

1位 : LM4562NA : 透明感のあるクリアサウンド
2位 : NE5532AP : クリアさとメリハリを併せ持ったバランス
3位 : NJM2041D : NJM4558の暖かさに上品さを追加
4位 : NJM4558 : 聴き疲れしないウォームサウンド
5位 : MUSES 8820 : 特性重視のHiFiサウンド

LUXMAN監修とはいえ、やはり廉価なデジタルアンプには違いありません。
ですから、個人的にはアピールの強い音ではなく、シンプルな上品さや透明感に期待してしまうんですよね。
そういうわけで、こういう順位になったんですが、オペアンプで音の傾向を選べる、という遊びの要素を盛り込んでくれたLUXMANには拍手を送りたいと思います。

相変わらず1月号の在庫はほとんどないようですが、19日には2月号が出ますし、もしかすると返本分が多少出まわるかも。
たまにAmazonや楽天ブックスでも在庫が復活してる時があるようなので、欲しい方はこまめにチェックされると良いかもしれません。

モバイルバージョンを終了