MacBSの日常生活的日記

iFI-Audio iTube

iFI-Audioから真空管プリアンプ「iTube」が8月発売だそうで。

DDCやDAC、パワーサプライなど、PCオーディオ寄りの製品を積極的に展開していますが、今回のもその延長線上かな。
ただしヘッドフォンアンプなどはなく、シンプルに真空管バッファとボリュームコントロールに徹しています。
徹し過ぎていて入力セレクタすらないのはちょっとシンプル過ぎかなぁという気もしますが、本体サイズをDDC等の他製品と共通化してるせいで背面に端子が配置できないというのもあるのでしょう。
最近は住宅事情を反映してか、こうしたコンパクトな筐体が多いですけど、それが機能に制限を与えるとなると本末顛倒なところも出てくると思うんですよね。

なお、ボリュームについては良質なものが採用されてるそうですが、本体底面のディップスイッチでバイパスさせることも可能だとか。
真空管でのバッファーアンプというのは温かなサウンドをというニーズが目立ちますけど、素子としても優秀なわけですし、せっかくならしっかり増幅段としても使って欲しいかも。
今回の製品は一応、プリアンプとも名乗ってるわけですからねぇ。

真空管はゼネラル・エレクトリックの#5670とのことですが、これまた最近のバッファアンプ同様、一本のみで構成されています。
ポータブル向けならサイズや電圧の制限もあるから仕方ないのでしょうが、据え置き用にはちょっとどうかなぁという印象が(この製品に限らず)あります。
味付け自体が悪いとは思いませんけど、私の好みとは方向性が違ってるかなぁ。
そうなると気になってたDDCのiLinkのほうも興味を失ってしまう感じですが、上辺のスペックだけではわからないのがオーディオの面白さではありますし、聴ける機会があれば試聴してみたいところです。

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