MacBSの日常生活的日記

オーディオ機器の買い方調査

先日、オーディオ機器の貸し出しをしているメーカーを調べましたが、思った以上に少ないことが分かりました。
これだけ貸し出しが少ない状況で、ユーザーさんはどうやって買う機器を選んでいるのだろう?と気になってTwitterでアンケートを取ってみました。

まずは機材を借りたことがあるかどうか、から聞いてみました。

すでにここから私としてはかなり予想外で、借りたことがない方が全体の約7割という結果です。
借りた人の7割が借りたことで購入につながっている一方、借りたことがない方の半数以上は借りたいという気持ちもお持ちでないことが判明しました。
あくまでも私のタイムラインでのアンケートなので偏りや批判票もあるかとは思いますが、借りて壊れた場合の補償や以後のセールス、商品レビューなどで褒めなければいけないなどのネガティブなイメージもあるのかもしれません。
ちなみに前回も書きましたが、ACOUSTIC REVIVEさんではトラブルは過去に一度しかなく、レビューの強制や貸し出しデータでDMを出すようなことはしていないそうです。

貸し出ししていないとしたら、どうやって購入機器を選んでいるのだろう?と思い、次は購入の決め手をアンケートしてみました。

これまた私にとっては非常に意外な結果でした。
「とにかく欲しい!」から購入するという方が45%もいらっしゃるというのは、かなり驚きです。
もちろんこれには同じメーカーの製品を既に使っているといったケースも含まれるのでしょうが、「音」ではなく「物」としてオーディオ機器をチョイスしているという風合いを強く感じます。
自宅で試聴して決めた方は12%で、雑誌やネットの評判で選ぶ方のほうが多いというのは時代を感じます。
私自身、いろんな製品をレビューさせていただいているわけですが、なんだか責任の重さを痛感してしまう気すらしてきます。

試聴して買ったオーディオ機器と試聴しないで買ったものの満足度の違いも伺ってみました。

たしかに試聴された方のほうが成功率は高そうですが、逆に失敗が多いという方も試聴せずに買った場合より若干なれど多いという、全く想像すらしない結果です。
つまり試聴しなくても「五分五分」でしかなく、だから「とにかく欲しい」機材は「借りたくもない」から即購入!という方が一定数以上いらっしゃるということですね。
私の印象からするとオーディオ機器、アクセサリーはそれこそ玉石混淆で、有用なものは1割にも満たないほどだと感じるのですが、目利きの方が多いのでしょうか。
失敗しても売却すれば大きな損はないという意味合いも込められているようにも思われますが、実際には使ってみて良し悪しをスパッと判断するだけでも相当な判断能力が必要な気がします。
むしろそのアイテムが全体の方向性を歪めていることに気づかず、「悪手」を指し続けて迷いの森に入ってしまっているように感じるパターンを良くお見かけするようにも感じているのですが…。

まわりくどく言っても仕方ないので、上記は客観的なアンケート結果として、私の感想はズバリこうです!

見た目ではなく、耳と音の記憶で選ぶべし!

私ごときが偉そうなのは重々承知していますが、無数の失敗を積み重ねてきたからこそ、そう思えるのです。
こういう話題になると必ず見た目や好みという話が出てきますが、まずオーディオ機器は音楽を聴くためにある!と。
それを見失ってしまうと、そこには迷いの森どころか、深い闇しか残らないのではないか、と危惧した次第です。

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