MacBSの日常生活的日記

FOSTEX G2000a

FOSTEXから大型の4wayスピーカー「G2000a」が10月に発売予定だそうで。

2008年発売の「G2000」をベースに、ミッドレンジユニットの振動板をHR形状に変更したものだとか。
低域と中低域の20cmユニットもHR形状ですし、ミッドレンジとツィーターは純マグネシウムと、FOSTEXの完成品モデルの定番をしっかり押さえた内容ですね。
ユニット単売でもHRのはありますけど、マグネシウムのはなかったりで、システムスピーカーとは毛色が違うのがFOSTEXの面白いところでもあります。

G2000をお持ちの方も救済策がちゃんと用意されていて、アップデートサービスも実施されるのは良いですね。
内容的にはミッドレンジ振動板の交換と各部のチェックだそうで、逆にいえばそれ以外のリファインはされていないとも言えるのかも。
コストは1台あたり84,000円だそうで、G2000の現状販売価格が100万円くらい(G2000aは140万円強)というのを考えるとG2000aより安く済みそうな…。
ただし、送料はユーザー負担になりますし、これだけの大型スピーカーというのもあって専用便での配送ですから、そのコストや待ち時間を考えればあくまでも既存ユーザー向けと考えたほうが良いでしょう。

あと、これは別にこのスピーカーに限りませんが、最近のスピーカーは全般にトールボーイタイプが多くて、ユニットと比して横幅が狭く、代わりに奥行きが深いものが増えました。
これは流行り的なものかなと思ってましたが、試聴をしてみると不要な輻射が減って音像がシャープになるから、という側面もあるのかなと感じています。
それと合わせて、側面などに面取りや曲線を多用したものも多いのも同じ理由によるもののようで、その点でG2000aは従来通りに近い四角いエンクロージャというのは音にどういう影響があるのかな、というのが気になるところです。

販売台数の減少や部品調達が難しくなってることもあり、オーディオ機器は必ずしも新機種のほうが音が良いと言えない面がありますけど、スピーカーに関してはまだ進化している部分のほうが多いようにも思います。
ただ、国内オーディオブランドのスピーカーはこのところ停滞気味というところもありますから、FOSTEXには最近の値上げ発表に負けないだけの成長を見せて、さらに頑張ってほしいところです。

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