MacBSの日常生活的日記

ESOTERIC K-07Xs

ESOTERICからSACDプレーヤー「K-07Xs」が11/1に発売されるそうで。

先日から何やらFacebookでティザーを流していましたが、どう考えてもK-07Xsしかありえないなとおもっておりました。
お値段は50万円だそうで、K-07Xの45万からすると5万円ほどのアップとなっています。

いちばんの違いはやはりDACチップで、AK4490から順当にAKM4493になっています。
ただしK-07は「左右チャンネルごとに差動4回路/8出力」だったのが、K-07Xsでは「チャンネル当たり4回路使用」と減っているようです。
ちなみにAKM4493自体は2chのDACチップなので、合計で4個使ってあるようですね。
基板自体はクロック部などを分けて、より厳格な「デュアルモノD/Aコンバーター」になったように見受けられます。

USB入力は22.5MHzまで(K-07Xは11.2MHzまで)のDSD、32bit/768kHz(K-07Xは32bit/384kHzまで)までのPCMに対応しています。
また今までも気づいてなかったのですが、同軸・光入力も24bit/192kHzまでのPCMだけでなく、2.8MHzのDSDのDoP入力に対応していたのですね。
SACDのDoP出しに対応したトランスポートが出てくれたら嬉しいのですが、著作権などで難しいのでしょうかねぇ。

あと印象的なのはEDLC(Electric Double-Layer Capacitor)を搭載した電源部で、330,000μFという膨大な容量のキャパシターを積んでいます。
電気二重層コンデンサはかなり端折って言うならばバッテリーに近いような内容のコンデンサらしく、充放電の速度は普通のコンデンサよりだいぶ遅いようですから、うまく通常のものと組み合わせてバッテリー駆動に近い状態を作り出してあるのかな?
ちなみに感電すると普通のコンデンサより危険らしいので、気軽に触らないように気をつけないといけないですね。(あんまりやらないと思いますけど。

他にも有機ELディスプレイを搭載したり、同社製品との組み合わせが前提になりますが、電流伝送の「ES-LINK Analog」出力を装備していたり、ESOTERICらしい仕上がりの製品となっています。
あえて触れませんでしたがトランスポート部分も軸摺動型ピックアップ採用のVOSPメカニズムは定評あるものですし、音傾向の好みなどは別にしても優秀なSACDプレーヤーの選択肢として有力候補に挙がるモデルになりそうです。

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