MacBSの日常生活的日記

DL-103を試聴

先日また弟たちがやって来て、今度はMCカートリッジを体感させたかったらしく、DENONのDL-103を試聴させてくれました。

私の普段使っているCreekのフォノイコライザーはMM専用ですので、フォノイコライザー兼プリアンプとしてAccuphase C-222も一緒に持参されてきました。

まずは普段のortofon 2M Redから聴き、DL-103に交換しますが、明らかに低域の伸びやかさが違います。
高域は帯域こそ、それほど大きな違いは感じませんけど、音楽自体のダイナミックレンジが大きく広がります。
それに比べると2M Redは、まるでコンプレッサがかかったようなサウンドに聴こえてしまいます。

前回でフォノイコライザーの実力差を体感させられたのですが、今回はカートリッジの違いにも気づいてしまいました。
MMカートリッジはかなり色々入手して、それなりにレコードの魅力を感じてきたつもりでしたが、やはりMCカートリッジに手を出してこそ、アナログレコードの本領が引き出されるのだなと今更ながら体感しました。

とりわけスーパーオーディオディスクや重量盤など、音質にこだわったディスクを再生してみると、これまでのMMカートリッジでは「そこまで大差ないなぁ」と思っていたものが「これ、全然違うじゃん」となったことからも、その違いが分かります。
音楽をただ聴き流すだけならMMカートリッジでも「再生できる」のですけど、やっぱりオーディオにこだわるならMCで溝の全てを引き出してあげたいなと。

そうは言っても、まずはMCカートリッジにしっかり対応したフォノイコライザーを入手することが先決です。
今のところ、どうせならAccuphaseのC-200LもしくはC-280Lを狙いたいなと思ってるところです。

カートリッジのほうはDL-103も悪くないですが、同じでは面白く無いですし、それに最近はめっきり中古の数が減っている印象です。
それならいっそのこと、ortofonの新品を狙ったほうが良いかもしれないなと。
MC-Q5のような廉価モデルでも良いですし、MC-20とDL-103の要針交換な個体を弟が持ってるので、それを「針交換」に出して、新品を入手するのも良いかなと考えています。

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