MacBSの日常生活的日記

DigiFi No.22 付録ヘッドホンアンプ レビュー イヤフォン編

ついに発売になったDigiFi No.22ですが、付録ヘッドホンアンプをお使いの方もきっとかなり増えてきたかと思います。

今回の付録はバランス駆動というのが注目されがちですが、公式サイトでもちゃんともう一つの特色として「スマホとの組合せで、お手持ちのイヤホンがいい音で蘇ります!」というのが謳われています。
そこで今回は様々な音源で、手持ちのイヤフォンがどれくらい変化するか、試してみることにしました。

まずは茶楽音人の「Donguri-鐘 HAGANE ver.」です。
最近は寝る前にFiiO X1直挿しで使っていたのですが、そこにDigiFi No.22付録を持ってきての第一印象で「こんな底力があったのか」と再認識させられた形です。
低域の量感が増しつつ、細部の描写は失われず、むしろより細やかになります。
ハイレゾ音源を使えばさらに顕著で、X1単体だとやや角張って耳にキツメの音当たりが、滑らかで落ち着いた音色に変化します。

あえて難点を挙げるとすれば、流石にフルオーケストラだとヘッドフォンほどの低域は確保しづらいかなと感じる場面もたまに出てくるところでしょうか。
もちろん、それはアンプ自体の問題ではなく、むしろイヤフォンや音源の質を付録アンプがそのまま反映してくる傾向と見たほうが良いでしょう。

続いて SHURE SE215ですが、HAGANEから変えてすぐというのもあり、ナローレンジさが目立ちました。
音色自体は温かみもあり良質なのですが、やはり絶対的なイヤフォンの帯域ばかりはどうにもなりません。
ただ、付録アンプを使うことでドライバの駆動力は上がり、音離れは良くなるので、ポップスやロックなどとの相性は良いようです。
おそらく、中低域の厚みがノリを演出してくれるからでしょう。
全体を通してかまぼこバランスなのはSE215の傾向なので、付録アンプを使うメリットは、そういったところは変化させず、パワフルさや、なんでも無難にこなしてくれるバランスの良さが際立ってくるところにあるかと思います。

そしてortofonのe-Q5も第一印象は低域不足でした。
ただこれも最初に聴いたのがハイレゾのクラシック音源だったから、というのもあったようで、ポップスではそんな印象はなく、透明感のある女性ボーカルが輝いているのが印象的です。
さきほどのクラシックでも小編成のものだと、フルートの音色の美しさなどが目立ちました。

元々かなり線の細い音傾向のイヤフォンですが、今回の付録アンプとの組み合わせにより、不満な部分がかなり低減されます。
今回試した3つの中ではいちばん変化が大きかったように思います。
なお、この辺りのモデルになるとイヤフォン自体の能率がかなり高いので、ヘッドフォンではノイズが皆無に思われた付録アンプも、多少の残留ノイズが感じられました。

さらに、今度は音源を変更して、普段使っているスマホ、iPhone 5sに直挿しで同じ曲を聴き比べてみました。
なお、iPhone側のボリュームは最大にしてあります。

結論から言うと、意外にiPhoneも健闘しているじゃないか、という感想でした。
FiiO X1の場合は元々、音の硬さが少々気になる傾向があって、付録アンプを通してもその方向性は完全には消失しません。
iPhoneに限らず、Apple製品は良くも悪くもあまり音を弄っていないこともあり、むしろ付録アンプ導入の効果がより大きくなる傾向があるように感じました。

同様にiPod nanoでも鳴らしてみると、こちらはiPhoneよりもう少し静寂感があり、FiiOとは中間的な音傾向(だいぶiPhone寄り)です。
使用したiPod nanoは第7世代のLightningですから、当然こちらもLINE OUTはないのですが、アンプ追加の効果は歴然と出ています。

いずれにしても手持ちの機材にラインアウトがないから外付けヘッドフォンアンプは要らない、というのは少々もったいない気がします。
可搬性とか気軽さが失われるところはたしかにありますが、少なくとも導入の効果はじゅうぶんすぎるほど体感できるはずです。
どうしても「バランス対応」に目が行ってしまいがちですが、もっと気軽に外付けヘッドホンアンプとして使ってみてほしいと再認識した次第です。

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