MacBSの日常生活的日記

CHORD Carnival SilverScreenで電源ケーブル

飽きずに電源ケーブルのネタが続きますが、今度は余ってる部材を使ってオリジナルの電源ケーブルを作ってみました。
それも禁断のスピーカーケーブルを使っての自作です。

まずは注意事項ですけれども、本来、スピーカーケーブルは耐圧の問題などもあり、電源用に使ってはダメです。
スピーカーで8Ω/100W出力時でも、たかだか28V程度ですからね。
屋内配線ではなく電源コードとして自作する分には、いわゆるPSE法の制限は受けませんけども、火災や機器破損の可能性が多分にありますので、あくまでも自己責任で実施する必要があります。
なお、さきほどの電流の問題もありますので、使うにしてもDACなどの小電力機器で使うことが望ましいかと思います。

という注意喚起のもと、ケーブルに使ったのはCHORDのスピーカーケーブル「Carnival SilverScreen Bi-Wire」です。
プラグは元々フジクラのケーブルが付いていたHUBBELLを使ってみました。
バイワイヤーなので2本ずつ組み合わせを間違えないように配線し、テスターで入念にチェックした後、ARCAMのDACで使ってみることに。

第一印象はとにかく柔らかい音で、とても優しいサウンドです。
一聴すると低域がこもったようにすら感じますが、厚みはあって表情は豊かですし、なにより高域のキツさが全くないのが特徴的です。
実際には情報量自体の減退はほとんどなくて、全体的にかまぼこ型のバランスになったのだと思われます。
そのため、音量が低くなったようにすら感じますけども、ARCAMらしさを強めたような印象になるのは同じイギリス製のケーブルだという思い込みも入ってるのかもしれませんが、まさにそんな感じです。

余っていたケーブルを使っただけのことですけど、Carnival SilverScreen Bi-Wireは元々バイワイヤリングなのでスターカッドになってるのも音色の特徴につながっている可能性はあるのかもしれません。
なお、このケーブルにはアルミのシールドもありますけど、これはどこにも接続していませんし、電源のアースについても配線無しです。
なにしろ自作も伴いますしオススメしづらいですけど、ATOLLに設置したortofonと同様、こちらはARCAMにピタリとハマった感じなので、自己責任で常用したいと思います。

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