MacBSの日常生活的日記

beyerdynamic DT770 PRO 250Ω

beyerdynamicのヘッドホン「DT770 PRO」の250Ωモデルをゲットしてみました。

もうお気づきの方も多いと思いますが、某所のアウトレット品です。
意気地なしなのでA品を選んでみましたので状態はなかなかキレイでした。(実際にはそれでもトラブルが起こるわけですが…。)
ちなみに今はPROシリーズはサウンドハウスが代理店になっています。

もうイヤホン、ヘッドホンは要らんやろ、というくらいあるように思いますが、最近はイヤホンを使う頻度が高く、イヤーピースで外耳が痛くなったりすることもあり、気軽に聴けて音も良いヘッドホンがあっても良いかなと。
もうここまで来ると無理やりな理由付けなのは自覚していますけどね。
ただリビングで使うので開放型では音漏れで使えませんし、ベロアで柔らかそうなのも良いかなぁと。

ただ気軽に使うのに250Ωモデルというのは確実にやり過ぎでした。
DT770PROには以下の3モデルがあって80Ωのもあったんですが、ケーブルやイヤーパッドの仕様が異なるんですよね。

■32Ω:1.6m ストレート PVC
■80Ω:3m ストレート ベロア
■250Ω:3m カールコード ベロア

感度はどれも96dBで、これが低めなのもやや想定外でした。
さすがにDAPには厳しいようで、AK380 AMPを使っても、ボリュームとしてはハイゲインで100〜120くらいで確保できるますが、どうしてもやや耳障りな高域になりがちです。

その点はやはり据え置きアンプは強く、LUXMAN P-1だと余裕でドライブされますし、音傾向としても高域がややまろやかな部分があるので相性は良さそうです。
ポータブルではThe International+ Optical Edtionが最も相性が良いようで、ゲインもMIDで十分です。
CEntrance HiFi-M8ではさらに良好で、LUXMAN P-1も超えてくれそうな静けさを感じるサウンドです。
AK380 AMPを導入したらもうポタアンは要らないかなぁと思ってましたが、やっぱり駆動力が必要なヘッドホンでは有用ですね。
しっかり鳴らしたDT770PROはあまりに良すぎて、DT1770 PROが気になってしまったくらいです。

音傾向としては手持ちのものではHD25-1 IIが近いでしょうか。
モニターヘッドホンとはいえ、30年を超えるロングセラーらしいですし、最近の製品に比べれば解像度も無闇に高いわけではないですが、モニター的に全体のバランスをチェックできる傾向です。
空気録音なども心地よく聴けますが、ただシビアに聴き分ける時には最近のイヤホンやヘッドホンのほうが合っているかも。
高域もちょっとキツめのバランスになりがちなので、CEntranceのようにちょっとしたイコライジングができるアンプと相性が良いかもしれません。

ベロアの感触も予想通りに良い感じで、届いたばかりだというのもあるでしょうけど常用ヘッドホンになりそうな予感だったのですが、前述のようにトラブルが起こってしまいました。
症状としては、低域がガッツリ入っている音源だと、左側だけガサついたような音が聴こえるケースがあるというものでした。
通常の音源だとごく一部だけが目立つ感じだったのでエージングすれば良くなるかな?と思っていたのですが、思い立ってスイープ信号でチェックしてみると、40Hz以下辺りから下でカツカツとダイヤフラムが何かに当たっているような音が混じります。
とりわけ20Hz以下15Hz付近で顕著で、このくらいになると元々の音は聞こえづらくなってくるのですが、そのノイズだけは周波数が変わらずカサカサと聞こえてしまいます。
アンプや耳、スイープ信号そのものが原因だと悪いので、違うヘッドホンアンプや左右を入れ替えたりしましたが発生するユニットは同じ。
逆に他のヘッドホン2種類では全く発生しないということで、返品することになりました。

ちなみに今回のはアウトレットということで、メーカーでチェック後、店舗に出荷されているのでお店ではノーチェックとのこと。
さらに複数台あるものの、交換や修理ではなく、あくまでも返金対応(しかも10日間だけ)ということで、かなり冒険要素が強いようです。
せっかく良いヘッドホンだと思うので、もうちょっと大事に扱ってあげても良いのかなぁとは思いますが、代理店も変わったし仕方ないのでしょうね。
このような具合で、アウトレットはたとえA品とされていても付属品や保証がかなり限定されますので、正規代理店になったサウンドハウスさんから購入するのも良いのかなと思います。

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