MacBSの日常生活的日記

AK380 AMPが届いたものの

Astell&Kernの外付けアンプ「AK380 AMP」が届きました。

ただし実はバッドエンドでして、このアンプにはありがちな、2.5mmバランス端子で左耳から音が出ないという不具合が…。
現在、補償サービスで対応できるかどうか申請中なので、その前に3.5mmアンバランスで試した感想だけを軽く触れて封印しておきます。

AK380 AMPという名前ですが、実はAK300/AK320にも装着可能です。
これらのDAPのボリュームではDACチップに備わっているデジタルボリュームを使うらしく、アンプを付けることでDAP側はフルボリュームとなりますし、DAP底面に用意されたLINE OUT用のピン接触部からアナログ接続でアンプ側に伝送される仕組みになっています。

実際の出音もたしかに「フルに鳴ってくれるようになったな」という印象はあって、低域がガッチリした気がします。
他のポタアンにありがちな色付けは非常に薄めで、クセは非常に少なく、DAP本体とAK380 AMPでノーマルゲインなら、ブラインドでは分からないかも!?という程度に似た音色です。
ただ実際にはしっかり聴き込めば差は歴然で、低域のダンピングファクターが大きく異なりますし、セパレーションも良くなっているように思います。

DORADOがいちばん明瞭に差が出る印象で、それ以外ですとSONOROUS IIIがだいぶモニター寄りに情報量が増えました。
どちらも低域が適度に引き締まっていつつも、ガツンと来る活き活きした鳴りっぷりとなります。
逆にPiano Forte IXはいまひとつ活きないようで、これは低域が入り過ぎると破綻する傾向があるのかもしれません。

欠点としては大きさですが、そこはまぁ仕方ないところでしょう。
むしろ気になる場面があったのは、左右が分離し過ぎたように感じる楽曲があった点です。
なにぶんバランス出力が不調な状態ですから、それが影響している可能性も大いにあります。
3.5mmのほうもお世辞にもプラグの状態は良いとは言えず、AK300と比べてもゆるい感じがしますし、かなり状態が悪い個体でした。
ただ2.5mmに関しては故障の多い機種のようですし、そもそも2.5mmが細すぎるがゆえの不安感は、個人的にますます高まったというのが本音です。

その上で別の個体を再導入するか、それともAK300単体のまま行くかは補償の行方次第でしょうか。
修理という道もあるのですが、費用がいまひとつ分からないんですよねぇ。
もし過去に修理した経験がお有りの方がいらしたら情報がいただければと存じます。
なお、概算価格は一応、公式サイトにあるのですけどね。

かなり残念な結果となりましたが、AKシリーズの良さを再認識する機会になったと考えることにしたいと思います。

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