MacBSの日常生活的日記

ACOUSTIC REVIVE XLR-1.0 TripleC-FM レビュー

ACOUSTIC REVIVEさんのXLRケーブルのクロスレビューが続きますが、今度は「XLR-1.0 TripleC-FM」を試してみます。

プリ-パワー間で使っているケーブルのファインメットビーズ有りのバージョンということになります。
通常販売されているのはコッチの方ですね。

FM無しとはケーブルに付いている表記で見分けることができますし、1.4×1.8mm導体仕様とはケーブルの取り回しやすさで識別可能です。
もちろんキャノンプラグは同社オリジナルの無ハンダ・ネジ留め式のものです。

まずはその前につないであったAccuphaseのSLC-10から変更しての聴き比べとなります。
LINE-1.0X-TripleC-FMでも差が歴然という感じでしたから、当然のごとく何もかもが上位という世界の違いを見せつけてくれます。
音の厚みはSLC-10は当然としてLINE-1.0X-TripleC-FMのさらに上を行き、その上で分離が良いのが特徴的です。
音の広がりがあり、ギターの弦の動きまで感じられるかのような繊細さも兼ね備えていて、まるでCDプレーヤーのアナログ段がグレードアップしたかのような感覚をおぼえます。

また、取り回しの良さは1.8×1.4mm導体仕様と比べてのメリットでしょう。
これだと1.0mでかなりぎりぎりの配置でも普通のXLRケーブルと同等の取り回しができると思います。
ただ、1.8×1.4mm導体仕様であっても単線からイメージするような「針金」みたいな感触ではなく、やや太めの電源ケーブル程度の感覚です。

あえて欠点を挙げるとすれば、あと少し高域寄りの鮮度があっても良いかな、というところでしょうか。
その点は意外とLINE-1.0X-TripleC-FMに良さがありましたし、1.8×1.4mm導体仕様だとクリアさが向上して、よりダイレクト感が高まることもあり、鮮度の不満は少ないように感じます。

試しに再度、1.4×1.8mm導体仕様に再度交換してみますと、音数が圧倒的に多くて驚きます。
さきほどCDプレーヤーのアナログ段が改善したような感覚がありましたが、こちらになるとさらにそれを上回り、駆動力そのものが向上しているようにすら感じます。
最も違いが顕著だったのがハープで、帯域が広い楽器だというのもあるのか、キレも響きも豊かでハープ本来の美しさが抜きん出て表現されていました。

お値段ゆえ、というのもあるとは思いますが、それを考慮してもやはり1.4×1.8mm導体仕様が自然な音色で再現してくれる点で一歩も二歩もリードしているようです。
ダイレクト過ぎて録音の質まで問われるところは少なからずありますが、そこまで来るともう贅沢な悩みでしょう。
また、気をつけないといけないのは他にボトルネックがあったり、癖を付けてしまうものが他所に入っていると、ケーブル本来の良さが発揮されないばかりか、悪い部分が表出してしまうところがあるようです。
そういう点では「他をやりきった上でチョイスするもの」と言えるかもしれません。

個人的には通常仕様の「XLR-1.0 TripleC-FM」までいくなら、あと一歩踏み込んで1.4×1.8mm導体仕様を選ぶのをオススメします。
エネルギー感や密度、厚み、重心の低さなどで太い線材が圧倒的な実力を発揮しているように感じました。
逆にコストの観点や、スピーカーやルームアコースティックから低域の処理に困っているようなケースであれば、LINE-1.0X-TripleC-FMを選ぶのもじゅうぶんアリだと思います。

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