MacBSの日常生活的日記

ステレオ時代 VOL.9

往年のオーディオ銘機などを取り扱うムック「ステレオ時代」の最新刊、VOL.9が明日発売です。

前回はNECのA-10シリーズを復刻する「基板」が付録という、この雑誌らしい企画でしたが今回はオーソドックスな号です。
特集は「FM黄金時代」ということで、L-02Tなどトリオの名機やPioneer F-120などの機材、そして懐かしのカセットレーベルも付いてるようです。
私もご多分に漏れず、FMレコパルを愛読してエアチェックをしていました。
オーディオを始めて最初に買った機材がONKYO T-410DGで、7素子のアンテナも自分たちで立て、TEAC C-4XやNakamichi 582Z、DRAGON、それにTEACのオープンデッキ、X-3R(だったかな?)などで録音しまくってました。
その後、L-02Tもショップからお借りしてみたこともありましたが、低域の充実度に対して高域がやはりFMの限界を感じる部分があり、最終的にはAccuphase T-108を買ったのが最後でした。

もう一つの特集は「4万5000円で揃える激安逸品コンポ」だそうで、創刊号の9万円からあえて大幅に下げての挑戦です。
ここ最近はビンテージモデルも値上がり傾向ですが、そうした流れへのアンチテーゼでしょう。
音源はレコード、CDなどがターゲットだそうで、CDはともかくレコードだとかなり大変そう…。
レコードプレーヤーだとマイクロ精機でもMR-411、MR-611くらいの時代のものなら他社も含めてそこそこ安いかなぁ。
カートリッジはもうM44G一択みたいな感じでしょうし、プリメインアンプも1970年代のを選ばないと厳しいかなぁ。
この本ではそういう提案は難しいでしょうけど、音源はDAP、アンプは付録クラスのデジアンを使いつつ、スピーカーだけドーンと年代物の逸品を入れてみるのも面白いとは思います。

他にもSONYのDUADなど、当時の人間でもあんまり使わなかったものを取り上げてあったり、DENON DCD-1650シリーズやレーザーディスク、そしてパイオニアのアンプなど、この本でないと扱ってないような内容が今回も満載のようです。
Webやリサイクルショップなども大切な情報源ではありますが、こういう雑誌ならではの掘り下げ方というのも貴重な資料だと思いますし、頑張って続けてくれたら良いなと思います。

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