• 169月

    SIGNAL GUARDのアイソレーションボード「ISOLATION PLATFORM」(これが正式名称なのかは不明)を入手しました。

    とにかく情報が少なく、登録商標から1996年くらいにできたアメリカの会社で1998年くらいにはもうなくなっていたということしか分かりません。
    入手時はサイズも分からなかったのですが、疑似フローティングでEMIやRFIを防ぐ効果があるらしく、上手くすればレコードプレーヤーでも使えるかなぁと。

    実際にはW480xD408mmですので、うちのBL-99Vにはちょっと小さすぎてギリギリ載るくらいでした。
    ちなみにBL-99Vは実測でW532xD422mmというデカさです。
    一応ちょっとだけこの状態で再生してみましたが、効果はなかなか高かったんですけど、さすがに不安定過ぎますからねぇ…。
    音傾向としては低域の深さが違い、躍動感もありました。
    BL-99V自体もスプリングによるフロート構造の脚なのでダブることも最終的に諦めた理由の一つですが、その場合にはハウリングマージン確保のためにJ1 Projectを挟んでいるので、それがなくて済むことによる効能も関係しているのだろうと思います。

    脚はスパイクが付属していて、先はそれほど尖ってないものの、交換も可能な構造になっていますし、ネジで高さの微調整も可能とよく考えられた作りになっています。
    疑似フローティングとのことですが、中が見えないので仕組みは不明です。
    触ってみた漢字だと四隅にスプリングのようなものが入っていて、全体にはハイポリマーのようなものが充填されて、中央付近は点支持されているのではないか?と推測しています。

    本来はプレーヤー向きだと思いますが、CDプレーヤーはラックのスペースに余裕がなくてヒッコリーボードすら敷けない状態ですから、今度はパワーアンプの下で使うことにします。

    パワーアンプも床に直置きだったので、一段のラックみたいなイメージで使おうという魂胆です。
    スピーカー間に設置してますから振動の影響も一番大きいでしょうし。
    金属的な響きが乗るかな?と心配しましたが、それはあまり多くなく、印象としてはサウンドアンカーのスピーカースタンドのような音傾向です。
    躍動感が出つつ、腰が据わったような安定感が感じられるもので、フローティング特有の甘さは皆無です。
    やや中低域は薄くなる印象はありますが、音量を上げた時に音が濁らなくなったように思います。
    思惑通り、ちゃんとしたラックに設置したような効果で、彫りの深い音になりました。
    ACOUSTIC REVIVEの真鍮のスパイク受けも功を奏していると予想されます。

    ただ、なにせ製品のスペックが分からないので、当然ながらボードの耐荷重も不明でして、もうちょい軽いクリーン電源の下でも試してみることに。

    こちらはカシッと硬質になって、ある種、金属的な響きが多少出ています。
    以前からクリーン電源の足回りは音の変化が大きい印象なんですよね。
    特にこちらはオトユカフロアも敷いてない本来の床面なので余計に影響は大きいのでしょう。
    重心自体は下がって、いつも気になるピアノ左手の音階が明瞭になりましたが、やはり金属的な響きは残ります。
    そこで、アイソレーションボードの上にヒッコリーボードを重ねることに。

    こちらだとヒッコリーボードの効果が勝って、低域の厚みが増し硬質さが緩和されます。
    とりわけ動作テストの際、プリアンプの出力をモノラルに切り替えたのですが、その時のボーカルの定位と音像のクリアさがこれまで体感したことのないレベルで驚きました。
    電源の脚周りということもあるでしょうし、右スピーカー前方に設置していることも影響しているのでしょう。
    ただ、全般的にはヒッコリーボードの効能のほうが優位になっていて、効果としてはパワーアンプのほうが高いように思えましたので、再び戻すことに。

    もう一つの理由としてはヒッコリーボードをHD-7AなどPC周りの機材に回したいというのもありました。
    音質面でも中低域のダブつきが減りますし、耐荷重も試しに私が載ってみても底を打ってる感じはなかったのでまぁ大丈夫でしょう。
    いろいろ分からないことだらけのボードですが、作りはとても良いものですし、配置は多少変わるにしても何処でも活躍してくれそうだと思っています。

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    2017/09/16 12:00 pm | No Comments
  • 159月

    TANNOYから懐かしのスピーカーにインスパイアされたスピーカー群「LEGACY」シリーズが本日発売だそうで。

    3モデルありますが、なんといっても懐かしく感じるのはARDENです。
    私がリアルタイムで聴いたのはたぶんArden Mk-II(1979年)くらいだと思いますが、当時はまだ若かった(中2くらい)ので「高域が出てねぇ」という感想でしたが、それでもクラシックでの独特のニュアンス再現は魅力的でした。
    バランスとしては38cm同軸のARDENより、30cm同軸のほうがバランスが良いように感じましたが、それがCHEVIOTだったのかなぁ。
    あとはBuckingham Monitorなんかにも憧れた記憶があります。

    ただ、お値段を見ますと今回のLEGACYシリーズのARDEN(名前が同じだから面倒)は1台60万と、かなりの価格です。
    当時は20万円くらいでしたので、やっぱりだいぶ上がったなぁという印象が先に立ってしまいます。
    中古でもわりとお手頃なお値段で見かけますし…。
    物価から考えてもできれば50万くらいになってほしかったですが、今や38cmなんてスピーカー自体が珍しい時代だから仕方ないところもありますね。

    見た目はソックリでもユニットはエッジから磁気回路、ボイスコイルまで全く違いますし、今はコンピュータ解析による設計ができますから、実際の出音はずいぶん進化していると思われます。
    周波数特性だけ見ても高域はどれも30kHzまで伸びていて、時代の違いを感じます。
    ノスタルジーと現代的な音のバランスがどうなっているのか、ちょっと気になるところです。
    古い方のARDENとかAUTOGRAPHなんかも、今聴いてみるととても落ち着く音で、場所が許すなら使ってみたいなと思います。

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    2017/09/15 12:00 pm | No Comments
  • 149月

    新しいiPhoneのネタはもういろんなところで書かれていると思うので、もっと現実的なところで紗羅のiPhone 6 Plusからの機種変更について書いてみようかと思います。

    iPhone 6 Plusで速度や機能面は満足しているようですが、いちばんの問題点は16GBモデルだというところ。
    当時も少ないかなぁと思いつつ、容量よりも画面が大きいのが良いということで16GBにしたんですが、写真や動画、メッセージですら定期的に削除していかないと容量が厳しい状態です。

    反面、7以降、ヘッドフォン端子がなくなったことがどうしても気に入らないようでして、例のアダプタがぶら下がるのがイヤなんだとか。
    私自身もヘッドセットやBluetoothアダプタなど色々試しましたが、結局、iPhoneで音を鳴らさなくなってしまってますねぇ。
    本格的に…という時にはCHORD Mojoを使ってますけど、それを紗羅に強いるのはちょっと無理があるかも。
    かと言って音には私以上にうるさいですから、その辺のワイヤレスイヤフォンでは満足しないでしょうねぇ。
    ちなみに今は茶楽音人のDonguri-鐘 HAGANE-verを愛用してます。
    一応、Donguri-鐘 Re-cableでLightning-MMCXのリケーブルを使うというのが最終手段ですけど、ひとまずは例のアダプタは今回のモデルでも付属するようですし、とりあえずそれを試してみてもらおうと思います。

    で、次は機種ですが、これはわりと早い段階でiPhone 8 Plus 256GBモデルに決まりました。
    容量を増やすのが最大の目的ですし、幸い本体の大きさは6 Plusで慣れていますから、少なくとも8無印にする必要はありません。
    あとはiPhone Xですが、発売が11月らしいですし有機ELやホームボタンがないところ以外の性能差はそれほど大きい印象でもないので、Plusで良いかなと。
    お値段だけで言えば、巷で言われているほどXも高いとは思いませんが、Appleの初物はトラブルも多いですし…。(8 Plusも初物には違いないですが。)

    あとはApple Storeで買うか、ソフトバンクのままでいくか、ですけど無料通話の都合もありますからキャリアを乗り換えることはほぼあり得ず、ソフトバンクでの購入となるでしょう。
    私も前回からはオンラインショップでの購入にしたので、そこは同様にオンラインショップで予約かなぁ。
    9/15に予約開始されるらしいですが、現時点ではキャリアの機種変更価格などは発表されてないので、それを待ちつつ当日にサイトを覗いてみようかなと思っているところです。
    …と書いているうちに「機種代金が最大半額」という購入プランが出てきましたが、下取りやデータ定額などが必須なのでコレはないかな。
    あまりにも有利なプランがない場合はApple Storeでの購入も視野に入ってくるかもしれません。

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    2017/09/14 12:00 pm | 4 Comments
  • 139月

    LUXMANのMCカートリッジ用消磁器「XA-1」をゲットしてみました。

    コレ、結構前から探していたんですが、意外と出物も少なくお値段も結構高めだったので手が出なかったんですよね。
    内容的にはラックスマンのフォノイコライザーにも装備されている機能とほぼ同等で、MCカートリッジのコイル部分を消磁してくれるというのものです。
    カートリッジ自体、磁石とコイルで構成されているわけで消磁の効果があるのか?という意見もありますが、以前、出力をショートさせてレコードを再生する簡易手法を試した時にも効果は感じられたので、鉄芯タイプならおそらく効果はあるのではないかと。
    なお、流れる電流の大きさのためか、プリントコイルを使用したMCカートリッジやMMカートリッジでは使用出来ないので注意が必要です。

    機種によってはフォノケーブルの先をつないで使うタイプもありますが、これはヘッドシェルを挿して使うものです。
    ユニバーサルアームだとこれで良いですが、最近はストレートアームも多いので、その場合はケーブルで繋がないと使えないですものね。
    電源は時代を感じさせる006Pで、この電池の性能も重要らしいです。
    ちなみに現状、Panasonicの液漏れ対策タイプのアルカリ電池が入っています。

    うちでコレが使えそうなMCカートリッジは10本近くあるはずですが、とりあえず以下の7本を処理してみました。

    Accuphase AC-2
    DENON DL-103
    DENON DL-103ボロン改
    Lyra Helikon
    ortofon MC20
    ortofon MC20S
    ortofon MC-Q5

    消磁はしたものの、カートリッジ交換するとトーンアーム調整がかなりややこしいので、実際に聴いてみたのはまだ3本だけですけどね。
    まずはLyra Helikonですが、コレが変化量としてはいちばん少なめでした。
    高域がサラッとした感じになって、やや音がタイトになり、歪みが減ったからか、ややスッキリ爽やか系のサウンドになりました。
    音数は増えているようなので、キレが良くなったのかも。

    次にちょっと問題を抱えているortofon MC20Sですが、その問題自体は解決しませんでした。
    その問題というのは再生しているとボディ内に静電気が貯るのか、バリバリという感じのノイズが後半の再生から出始め、再生後に針を下ろしてもアンプのボリュームを上げるとしばらくバリバリが残るというものです。
    おそらくアース線が浮いてるとかそういう問題でしょうから、消磁で解決するのはちょっと無理ですよね。
    音傾向は久しぶりに聴いたものの、Lyraと比べればややまったりとはしていますが、以前聴いた時よりもやはりスッキリした印象があります。
    芯の太さというか、力強さがあって、ライラより変化は大きい気がします。
    効果だけでなく、音傾向自体も元気で楽しくなってくれますし、神経質さはあまりなくて扱いやすいですね。
    これで問題がなければ常用には最適なのですけど…。

    もうひとつ、Accuphase AC-2も聴いてみました。
    こちらも鮮鋭さが増していて、効果はヘリコンとMC20Sの中間くらいです。
    音自体はMC20Sを聴いた直後だと、透明感や歪みの少なさにかなりの差があるなと感じます。
    しかもそれでいて厚みも保持されているのがこのカートリッジの魅力なのですが、なにぶん針交換ができないため、常用するのはちょっと厳しいところです。

    ここまで試した感じでは使い込んだカートリッジほど効果がありそうです。
    場合によっては複数回消磁したほうが良いケースもありましたが、あまりやり過ぎると音が細身になる傾向もあります。
    中古でカートリッジを入手される方やDL-103などガッツリ鉄芯系のカートリッジをお使いなら、持っておいて損はないと思います。

    また、これを機に常用カートリッジの見直しもちょっと検討しているところです。
    HelikonはKLEOSに針交換でグレードアップ可能ですが、針交換のお値段は24万円(!)くらいのようで、ちょっと厳しいなと…。
    やはり以前から気になっているZYXが有力候補ではあるのですが、カンチレバーがやっぱりアルミ系でないほうが好みだなぁというのもあり、ちょっと悩んでいるところです。
    新品の場合だとそんなに焦ることもないですし、まだ消磁後のDL-103も試してませんから、ひと通り試したりしながら考えていこうと思っています。

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    2017/09/13 12:00 pm | No Comments
  • 129月

    PCオーディオの音質をもうちょっと強化できないかなぁと思っていたところで、「Combo384 PRO」なるUSB-DDCを見つけたので試しにゲットしてみました。

    Combo384というのはそこそこ有名で、Raspberry Piと組み合わせたり、いろんなメーカーのUSB-DDC部に使われていたりするようです。
    それ自体はイタリアのAmanero Technologies社が開発したものですが、互換ボード(正式なライセンス契約してるかは不明)も多数ある模様で、今回のもそのバリエーションかもしれません。

    オリジナルとのいちばんの違いは同軸デジタル出力を装備している点でしょう。
    Combo384自体、PCMは32bit/384kHzまで、DSDはMacでは5.64MHzまで、WindowsだとASIOドライバーでDSD512まで対応可能です。
    この同軸デジタル出力もDoPに対応してるかは定かではありませんが、I2S端子もしっかり用意されています。

    もうひとつの違いはオリジナルがUSBバスパワーなのに対し、こちらは5Vの外部電源が必要という点です。
    あいにくACアダプタは付属しませんでしたので、手持ちの秋月電子のもので動作してくれました。
    なおプラグは5Vに多い内径1.7mmではなく、内径2.1mm、外径5.5mm、センタープラスでした。

    しっかりしたケースにも入っていますし、4桁表示モジュールもあって動作サンプリング周波数もしっかり確認できます。
    ただ、最初はHD-7Aに同軸で接続したのですが音が出なくて戸惑いました。
    DP-77に繋いでみると問題なく音が出たので少し悩みましたが、結果的にはCombo384が32bit出力のみ対応だったことが原因でした。
    HD-7Aの初期モデルは24bitにしか対応してなくて、その後の192もファームウェア更新で対応だったようですね。
    本来はHD-7Aで使いたかったので、そこは大きな誤算でした。
    正直、HD-7AのUSBもいまひとつですし、DSDに対応してるわけでもないので、コレの出番がかなり厳しいところです…。

    鳴らないものは仕方ないので、DP-77につないで動作確認です。
    Macではドライバのインストールも不要で、Audirvana PlusのIntegerモードでも動作してくれました。
    ただ、サンプリング周波数切り替えにちょっと間があくので、switching ratencyを0.5sにしたほうが良いようです。
    最初の出音はタイトで滲みは少ないものの、やや元気がないように感じました。
    上品さがありますが、奥まったような音場でドライ、余計な響きのない真面目な鳴り方です。

    USBケーブルや同軸ケーブルは何通りか試して、結果的にACOUSTIC REVIVEコンビがベストでした。
    セルフパワーではありますが、やはりパソコンからの電源の影響を受ける傾向ですし、ACアダプタと同じコンセントから取っているX-DDC用の安定化電源のOn/Offや外付けHDDの動作で音が途切れたりと、電源には結構シビアなようです。
    本来ならトランス式の安定化電源が良いのでしょうが、X-DDCで使ってるものは最低電圧が6Vなので残念ながら使うことができません。

    X-DDCと比較してみると、こちらは安定化電源を使っていることもあり、音の広がりがあり、よりオーディオ的な鳴り方です。
    響きがやや多めな気もしますが、艶のあるボーカルで息遣いまでしっかり伝わってきます。
    ハイレゾ音源の場合はCombo384のほうが優位なところもありますが、CD音源ではX-DDCのほうが良いようです。
    それではとAudirvana Plusでアップサンプリングするのも試しましたが、それはそれで音が薄くなってダメでした。

    これまでも他のDDCをいくつか試しましたが、その中ではわりと音は良い部類だとは思います。
    ただ、安定化電源を使ったX-DDCを超えるほどとは残念ながら行かなかったようです。
    PCオーディオ、デジタル機器はノイズとの戦いで、なかなか向上が難しいですねぇ。
    そもそも、うちの機材ではDP-77が96kHzまで、HD-7Aは192kHzまでですが32bitでNG、ATOLL DAC100は機材からのノイズが多くて…という状態で、なかなか厳しいところです。
    それなら同軸でDoPが受けられる機材は…とちょっとだけ調べてみましたが、そういう機材なら当然USB入力もあるわけで…。

    現状はいまひとつ活躍の場がない感じになりますが、もうちょっと試行錯誤しつつ、将来的にはRaspberry Piと組み合わせてみても面白いかなと考えているところです。

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    2017/09/12 12:00 pm | No Comments
  • 119月

    ACOUSTIC REVIVEさんのコンセントプレート「CB-1DB」に壁コンセントを装着して使ってきたのですが、引っ越しやら壁コンセント変更などを繰り返していてネジ山をちょっと潰してしまいました。

    フォロワーさんに純正のネジの長さを調べておいてあげようと思っていたところでしたし、メーカーサイトなどにもネジの長さや素材については触れられていなかったので、まずは長さから調べてみることにしました。
    実測だと長さが全体で8mmほど、ネジが切られている部分で6mmほどです。
    太さはカートリッジ用のネジよりもちょっと太いということで、たぶんM3だなと見当をつけました。
    規格で言うと、M3x6のナベ頭小ネジということになるかと思います。

    まず浮かんだのはチタンですが、近所のホームセンターには真鍮すらなくて、ユニクロ(鉄にメッキしたもの)と長さがやや長いM3x8のステンレスしかありませんでした。
    厳密には透明プラのもありましたが、それはさすがに…。

    ユニクロも使うつもりはなかったんですが、長さが長過ぎてコンセントが固定できないといけないので保険で入手しておきました。
    純正よりもステンレスのほうがやや長いですが、これでも無事に固定可能でした。
    一時的に純正3本で留めてたこともあったのですが、これだと高域がキツくなってしまってました。
    おそらく固定強度というよりも、その上に装着しているコンセントプレートの共振によるものだと推測しています。

    ステンレス4本で固定すると、重心が下がって高域にも穏やかさが戻りました。
    高域は伸びやかですがトゲも減っていて、低域とのバランスも良いので高域だけが目立つこともありません。
    また、心なしか定位の安定感も出たようで、音像も揺らぎがなく明瞭になりました。
    あえて欠点を挙げるなら、やや押しが強めになった分、繊細さや透明感はあと一歩かもしれません。

    それで数日聴いているうちに、注文しておいたチタンネジも届きました。
    チタンは他の金属と「かじり付き」を起こしてネジが取れなくなることがあるらしいので、潤滑油代わりに接点復活剤を塗っておきました。
    これもいっしょに注文しておいたものです。

    チタンに替えると、これまで以上に変化の量は大きいです。
    尖ったところがなく、落ち着いた音色になりましたし、キンキンしたところがなくサラサラした音傾向になりました。
    ちなみに真ん中が純正のネジ、両端がチタンねじです。

    ただ、チタンに替えてからというもの、どうも物足りなさを感じつつ「まさかネジでそんなに違わないだろう」と思いながら数日間聴いていたのですが、どうしても素っ気ない味気ない気分になってしまいます。
    これではどうもちょっと耐え切れず、ホームセンターでステンレスに戻したところ、呆気なくパワフルさが蘇りました。

    素材の音もあるのだろうし、締め付け強度、振動吸収、プレートやベースとの相性もあるのかもしれません。
    ただ、ベースやプレートどころか、壁コンセント並みに音が変わるというのはちょっと驚きでした。
    また、ベースの重要性も再認識したのですが、これにコンセントを取り付ける場合のトルクコントロールも重要だなと再認識しました。
    基本的にはしっかり固定するのが良いですが、だからと言ってあまり締めすぎるのも良くないようですから、本来ならしっかりトルク管理したほうが良さそうです。
    幸い、ネジは結構お手軽な価格で入手できますし、コンセントだけでなく他の箇所でも使えるところがあると思います。
    機器も含めて無闇に長過ぎたり、通電状態で交換したりするとキケンですので、あくまでも自己責任でやってみる必要はありますが、気になる方は試してみる価値はあるかと思います。

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    2017/09/11 12:00 pm | No Comments
  • 109月

    TwitterのフォロワーさんからCHORD COMPANYのインターコネクトケーブル「Indigo Plus」を譲っていただきました。

    調べた限りではおそらく2008年くらいに発売されたもののようで、当時は同社のハイエンドケーブルだったものです。
    下世話な書き方ですけども、当時で1214ユーロ、国内だと「けーぶる舎」さんが扱っていた時代で129,600円となっていました。
    値段の話はそのくらいにして、特徴的なのはその構造でしょう。

    左右それぞれのケーブルが分離しているのはまぁ当然として、それぞれがまたナゼか(?)2本に枝分かれした構造です。
    デュアルコンダクター構造というもので、銀メッキの導体が採用されています。
    私が持っている同軸デジタルケーブル「Signature Digital」も似たような構造ですね。

    また、かなり拘ったプラグ構造を取っており、その後のVEE3プラグにも似ていますが、これも銀メッキされています。
    どうしても黒ずんできがちですが、状態も非常に良く保たれています。
    ただ、RCAプラグのセンターピンはかなりグラグラしていて最初はちょっとビックリしましたが、あとで確認したらSignature Digitalも同様でした。
    写真には撮っていませんが、けーぶる舎さんの説明書にもはんだ付けが最小限なことも含め、取り扱いに注意するようにと記載されていました。

    左右の判別がやや分かりづらいですが、実際に見ると片方は白、もう片方はやや紫がかったラメっぽい文字になっているので見分けが付きます。
    時期によって右が赤になってるものや、プラグ形状が違うものなど、結構バリエーションがあるようです。

    ということで早速、動作確認も兼ねて、Accuphase DP-77に装着してみました。
    これまではちょっと商品待ちでAccuphaseのSL-10を使っていましたが、これはロジウムメッキということもあり、高域がやや華やかで固さがあるものの、純正らしく定位は明瞭で安定感があるものでした。
    ツヤだけに頼らず、芯のある描写は気に入ってたものの、中低域はやや弾む感じがあるところがやや難というところでした。

    これをIndigo Plusに交換して最初に感じたのは、やはり当時のCHORDは艶が全開だなという点です。
    私の持っているCHORDのケーブルはCrimson Plus、Cobra Plus、Chameleon Plusと同時期のものばかりです。
    ただ、それらとはやはり格が違っていて、しっかりとした深みがあり、良質なアナログのような味わいに仕立てられています。
    最初は慣らし運転しつつの試聴のつもりだったのに、ついそのまま音楽に聴き入ってリラックスしてしまう辺り、流石というところです。

    怖い(?)のはついつい音量を上げたくなるところでして、聴いてる本人は穏やかにゆったり聴いているつもりが、階下や実際に音圧を測ってみると普段より断然、大音量になってしまっています。
    奇数次の歪みが減り、倍音が増えたことで、デジタル機器特有の歪みが打ち消されているのかもしれません。
    結果として、出音は滲みが少なく、本来音源が包含している倍音を豊かに純度高く表現してくれます。
    とりわけ、これまでのSL-10ではヴァイオリンがキツくてちょっと敬遠気味だったのが大幅に改善され、まるで唄うようにヴァイオリンが奏でられていきます。
    聴感としてはバランスはやや高域寄りで、その辺りを主とした楽器では、音源に閉じ込められていた音表現の機微が、目の前に再現された演奏空間で刻々と咲きほこるかのごとく、見事に蘇っていきます。
    位相の乱れがないから、楽器の位置関係が明瞭で音色や余韻も美しく描き出されるのでしょう。

    高域寄りと言いながらも、これまた計測してみると低域の深さも尋常ではありません。
    帯域が狭いわけではなく、音離れが良いのでスッキリした印象を受けるのでしょう。
    ある意味、奥ゆかしい表現の仕方をしてくれるので、いわゆるオーディオ的なケレン味といった部分は少なく、音楽に寄り添うバランスで、より深遠な音楽の世界を表現してくれます。
    デモ的な派手さがない代わりに、ナメているとフォルティシモでは秘めていたエネルギーに圧倒されます。

    一方、交響曲などでは中低域を中心にもうちょっと分かりやすい迫力感のような演出があっても良いのかなと感じる場面もあります。
    ちょっと聴いて「これはスゴイ!」となるような見せかけの派手さとはひたすら無縁で、自制したバランスの中でじわりじわりと深みを極めてきます。
    それだけに普段のパートは楽器の編成がとても分かりやすく、音楽としてのバランスの良いものです。

    どんな楽曲でも音像が膨らまず、しっかり分離して、これほどまでに!と思うほど正確に描写されます。
    それだけに音源(特にCDフォーマット)や上流を中心としたオーディオ機器の性能・セッティングにもシビアですし、録音や機材が良ければ良いほど、それは顕著に表れてきます。
    とりわけパワフルさが重要なようで、感覚的には浄水器を挟んだようなイメージがあり、そのせいか、上流に力がないと音が痩せてしまう傾向は感じられます。
    ある意味、海外製ハイエンドの世界観だなと思いますが、それでいてちょっと俯瞰的に聴くのであれば、どんなジャンルでも聴きやすく、リスニング寄りの仕立て方も上手です。

    エージングも少し進んでくると音が前に出てきました。
    以前のケーブルと比べると音場はやや前方に広がる形で、エージングやその他の箇所の修正で奥行きも広がりました。
    最初は艶や上品さが目立って音楽性を高める方向性のように感じたところもありましたが、しっかり聴き込んでいくとそれは本来の音源の持つ魅力が引き出された結果だと気づいてきました。
    現状のセッティングではボーカルが特筆すべき魅力を発揮しており、男声、女声に関わらず素晴らしいものです。
    膨らみ過ぎず、ほどよい艶を感じさせながら、細かな息遣いまで伝えてくれます。
    これはおそらく非常に揃って整った左右の位相バランス、品質によるものでしょう。

    一方、これはセッティング側の問題(音源も?)だと思われますが、ピアノの再現性はまだまだ改善の余地が残されています。
    残響がやや過多になりがちなのは多くの場合、録音によるものだと思われますが、左手の音階がやや不明瞭で弱めになるのはもう少し工夫したいところです。
    とにかく何をどう変えても以前より明瞭に判るようになり、その点では逆に困ってしまうほどです。

    繰り返しになってしまいますが、上流機器のパワーやちょっとした位相を乱す要素(ルームアコースティックなど)にシビアではありますけれど、それさえしっかり追い込んでいけた時に聴かせてくれるサウンドはこれまでCD/SACDでは聴かせてくれなかった世界に到達できたような気がします。
    そこを満たして音楽に浸ったその時間は、もはやIndigo Plusどころか、オーディオ機材の存在すら忘れ、音楽だけがそこにある世界を構築してくれる「魔法の紐」になってくれます。
    まだ完全にその境地に達していない部分もありますが、少なくともIndigo Plusは、そうなりうる実力を有したハイエンドケーブルだと実感した次第です。

    そうなると現行のCHORD COMPANYのハイエンドはどんな世界なのか、気になってしまいますが、最近はやや傾向も変わってきたようですし、そこはまぁ分相応というものもありますので…。(すでに分不相応とも言えますが。)
    最後になりましたが、貴重なケーブルを譲っていただいたフォロワーさんには心から感謝申し上げたいと思います。

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    2017/09/10 12:00 pm | No Comments
  • 099月

    予想外に愛用しているApple Watchですが、ナリは腕時計でも中身はデジタルガジェットだけに、これまでも何度か勝手に再起動したことがありました。
    ただ、それほど大きな不具合はなく来たのですが、ある朝、突然、ボタンやリューズが全く無反応になってしまいました。
    画面上は正常に動いてるのですが、これだと何の操作もできず困ったものの、ボタンとリューズの長押しで強制再起動はできたので助かりました。
    それなら何故ボタンとしては機能しなかったのか不思議ではありますが…。

    そして再起動した後もiPhoneのヘルスケアとの連動や時計表示などは上手く動いていたのですが、なんだか通知が全くやって来ません。
    結構気になるので通知はそんなに多く設定してないのですけど、それにしてもあまりに来ないのでコレはおかしいと再起動もしましたが状態は変わらず…。
    そこで、一旦、iPhoneとの連携を解除したところ、Apple Watchが初期化されちゃうんですねぇ。

    再度ペアリングして幸い、iPhoneに残っていたバックアップで復元しました。
    時間はかかったものの、元の状態には戻りましたが、それでも通知が来ないのに変わりはありません。
    iPhoneの再起動も試しましたが、それも効果ありませんでした。
    結局、iPhoneの中のWatchアプリにある設定で通知を一旦オフにしてオンにすると、徐々に復活していったようです。
    ただ、それぞれのアプリごとにやらないとダメなようですし、それでも以前よりは通知が来るタイミングが遅かったり漏れたりすることがあるような印象です。

    タイマーの連動など他の機能は全く問題なく、あくまで通知だけですからハードウェア的な問題というのは考えづらいでしょう。
    再セットアップすれば良いのかもしれませんけど、それも面倒ですしねぇ。
    Apple Watch Series 3の噂もチラホラ出ていますし、それが出ないにしてもwatch OSはアップデートする可能性が高いでしょうから、それまでは様子見してみようかと思います。

    Filed under: Smartphone
    2017/09/09 12:00 pm | No Comments