• 117月

    marantzからUSB-DAC内蔵というプリメインアンプ「PM7005」が8月上旬に発売になるそうで。

    型番的にはPM7004の後継ですが、USB-DACを内蔵したということで実質的には全く別物になっています。
    お値段もPM7004の66,667円から100,000円とかなりアップグレードしていますし。
    DSDネイティブ対応のUSB-DACが3万円くらいと考えれば悪くない選択肢ですが、わざわざ一体化する必要があったのかなぁ、という気も正直します。
    DAC内蔵アンプというとCDが出てしばらくした時期に各社から「デジタルアンプ」と称して出ていたことがありましたが、デジタル回路が同筐体にあることでかえって音質面で不利だったこともあってか、いつの間にかほぼ消えてしまいました。

    今回のPM7005ではUSB周りの対策で培ったデジタル・アイソレーション・システムを搭載することでノイズ対策を徹底したとのこと。
    実際にはやはりそれだけでは足りず、デジタル回路を専用のシールドケースに封入したようです。
    ただ電源回路を別仕立てにはしていないようですし、結局はいっしょの筐体にしなくても…というところも戻ってしまいますね。
    もちろん利便性や省スペース性の部分は否定しないのですけれど、PM7000シリーズ自体、特段小さな筐体でもなく、それならコンパクトなUSB-DACと組み合わせたほうが将来的な規格の進化やグレードアップがやりやすいような…。

    しっかり否定的なところから入りましたが、USB-DAC自体は上位モデル同様、CS4398を搭載し、5.6MHzまでのDSD、24bit/192kHzまでのPCMに対応した最新仕様です。
    また、ノイズ対策に自信があるとも思えるのがMMのみとはいえ、フォノ入力を装備しているところです。

    アンプ部はD級アンプでもフルデジタルアンプでもなく、これまでの流れを踏襲したHDAM SA2、HDAM SA3を使った回路構成です。
    ただし、PM7004の定格出力が70W×2/8Ω、100W×2/4Ωに対して、今回のPM7005は60W×2/8Ω、80W×2/4Ωとなっています。
    別にパワーがあれば良いとは思いませんし、実は回路構成は上位モデルのPM8005と同等なんだとか。
    なんだか昔のソニーのアンプがそんな感じだったような記憶がありますけど、その分、重さもDACが増えたわりには軽くなり、3バンドトーンコントロールがBASEとTREBLEのみに、PRE OUT、MAIN INの省略、スピーカー端子も1系統のみと、合理的に絞れるところは絞ってあります。
    おそらく出力の差から想像するに、電源回路もだいぶ節約されていることでしょう。

    要はユーザーのニーズが高い部分を凝縮したのだと思いますが、昔の「デジタルアンプ」や798アンプの二の舞いになりはしないかなぁという危惧もあったりしますが、そこは私と嗜好が違うだけなのでしょうね、きっと。

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    2014/07/11 7:00 pm | marantz PM7005 はコメントを受け付けていません。

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