MacBSの日常生活的日記

OsiriX

Woodenshipsさんで、Mac用の医用画像処理ソフト「OsiriX」が
紹介されていたので、これに触れないわけにもいくまい、とエントリー
してみます。

このソフト、病院などでレントゲンやCT、MRIなどを撮りますよね?
その画像を医師が診断(このことを”読影”と呼びます)する際に使われる
ために作られています。

昔はMacが医療現場では強かったのですが、その後、しばらく低迷し、
このソフトが登場するまでは正直、Windowsに席巻されていた面が
ありました。
そこに彗星のごとく現れたのが、この「OsiriX」なんです。

なんといっても最大の魅力はオープンソース、つまり無料だという点です。
実は、私はまさにこのソフトのライバルともいえるソフトの開発をしてる
立場にあるんですが、これだけの完成度を持ったソフトが無料というのは
恐ろしいことです。(^^;

特に、Volume Renderingについては、QuickTimeやOpenGLといったMac OS Xの
ハイスペックな背景も手伝って、素晴らしい出来だと思います。

また、iChat AVやiPhotoなどとの連携も、まさにMacならでは、です。
実際に診断画像をiPodに入れて持ち歩いたり、診断内容についてOsiriXの
画面をiChat AVで見ながら遠隔診断する、なんてことが行われてるそうです。

オープンソースだけにサポート面や大病院などでの大量の読影などでは
不利な部分もありますが、とても素晴らしいソフトであることは、
同業者の私も認めざるを得ないところです。

お知り合いにお医者さん(特に放射線科)がいらしたら、一度SCREEN SHOTS
だけでも見せてみると、驚かれるのではないでしょうか。

私も負けないようなソフト(有償だけど)を作ろうっと。(^^;

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