MacBSの日常生活的日記

Tokina AT-X 12-28 PRO DX レビュー 到着編

みんぽすさんからTokinaの超広角ズームレンズ「AT-X 12-28 PRO DX」をお借りしました。

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ロングセラーだった「AT-X 124 PRO DX2」を28mmまで広げ、さらに高画素時代に対応させたモデルだとか。
うちにも少し前のモデルですけど、17mm単焦点の「AT-X17AF PRO」がありますが、やや逆光に弱い印象はあるものの、歪曲収差の少ない、ほんとに真っ直ぐなレンズで愛用しています。
そっちはソニーミノルタマウントの35mm対応ですが、今回お借りしたのはニコンのAPS-C用です。
なお、ニコン用以外にキヤノン用がつい最近発売になっています。

レンズ自体はD300に付けてしまえば、それほど大きいという印象はありませんが、それなりに長さもフィルタ径(77mm)も大きくて豪華で丁寧な作りです。
「AT-X17AF PRO」もそうでしたが前後にシフトすることでMFに切り替えられるピントリングも使い勝手が良いんですよね。
ズームリングもニコン純正と同じはずで、そういう意味でもニコンユーザーには扱いやすい操作性だと思います。
逆にキヤノンユーザーさんだとズームリングは逆向きになるので、ちょっとだけ慣れが必要かな。

早速撮ってみるとやっぱりと言いますか、気になるのは逆光でのゴーストです。
「AT-X17AF PRO」もそうでしたけど、どうしても超広角だと逆光には弱くなりがちなのでしょう。
上の写真はちょっと意地悪なところもありますけど、それでも出来る限り太陽を避けるような構図を取ったんですけどね。
当然ながら付属のフードは装着していますし、手のひらでハレ切りも試みましたが、今度は手が映り込んでしまうという状態になってしまいました。
反面、逆光寄りでも黒浮きなどの症状は出にくい感じですから、ゴーストも味と捉えて慣れたほうが早そうです。

次に私の好きな近接撮影ですが、スペック上の最短撮影距離は0.25mです。
ワイド側ですと25cmでもまだ寄り足りない気もしますけど、そういう場合はテレ側を使えば良いわけで、そこはズームレンズのメリットですね。
ただ、近接時はどうも周辺部の流れが多くなる傾向のようで、ボケも滲んだような描写になる印象です。
これもテレ側に近づくと減ってくるようなので、そこも含めて近接時はテレ側のほうを使ったほうが良いのではないかと思います。

単焦点好きとしてはどうしても光学特性を重箱の隅をつつくようにチェックしてしまいますが、35mm換算で18mmから42mm相当までをカバーできるというのはやっぱり便利です。
価格的にも実売で6万円前後と、標準ズームから追加する一本としては良い選択肢に入るゾーンかと。

描写に関してはもう少し使い慣れていきつつ、手持ちのTokina 17mmと比較検証して、またレポートしたいと思います。

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