MacBSの日常生活的日記

SONY DSC-RX100M4 レビュー 慣らし撮影編

みんぽすさんからSONYの高級コンデジ「DSC-RX100M4」をお借りしたので、まずはカメラのレビューも撮影も慣らし撮影した写真を照会しながら気づいた点を書いてみたいと思います。

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シリーズ第4弾のRX100M4(本体にはRX100 IVと記載されてますが、メーカーサイトではRX100M4なので、後者で表記を統一させてもらいます。)はコンデジとはいえ、なんと4K動画記録に対応している超弩級性能のプレミアムコンパクトです。
ただし、撮影条件によっては最大でUHS-I(U3)対応のSDXCメモリーカードが必要となります。
手持ちのだとせいぜいClass10対応のSDHCでして、もちろんそれでもXAVC S記録方式での動画撮影は可能です。

今回はメモリカードも貸与していただきました。
ただし、さきほどの100Mbps対応のではなく、60Mbpsまで対応のカードですから、60Mbpsまでの4K動画やスーパースローモーション動画の撮影はできます。
静止画、動画だけでも公式サイトにわざわざチャートを作るくらいの多様さで、正直ちょっと全部は理解しきれないかも。
動画はまた動画のレビューも書きたいと思いますが、大枠で言うとAVCHDやMP4では1920×1080、60pまでで、4Kで録画する場合には「XAVC S」というので記録しないといけないようです。
ちなみにMacでも同社のユーティリティソフトウェアで再生可能です。

少々話が逸れましたが、最近すっかり新しいモデルから遠ざかっていた身には「とうとう来たか」という感じのUSB充電スタイルです。
USB-ACアダプターは付属しますし、あとは付属のUSBケーブルで本体と接続するだけですけれど、なんとなく充電器にセットするタイプのほうが嬉しいかなと。
またこのタイプはほぼ必ずそうだと思うのですが、バッテリーの固定爪がなく、SDカードスロットの共用の蓋を開けるとバッテリーが飛び出してきます。
SDカードもUSBケーブル経由で本体をカードリーダライタにしろ、ということなのでしょうが、個人的にはバッテリーは固定されてくれていたほうが嬉しいですね。
もちろん、本体サイズを少しでも小さくしようと努力した結果の選択なのかもしれませんが。

そんなこんなで、到着してすぐ説明書も読まずに充電だけ済ませて早速、わりと近くの温室に持って行ってみました。

使い勝手は他のコンデジと共通するもので、大抵の部分はすぐに慣れました。
ただ、帰ってきてから「XGA OLED Tru-Finder」が内蔵されているのを思い出したという…。
使い方もすぐにはわからなくて、ポップアップしたままだと視度が全く合わなくてボケボケでして、メーカーサイトを見て手前に引き出す必要があるのに気づいた次第です。
説明書を読まない自分が悪いのですが、ボケボケの状態の時に引き出すように指示の画面が表示されるとか、自動で手前に出てきたらさらに良いかも。

軽く撮影してみた「撮れ味」としてまず感じたのはZEISSらしいシャープさと発色の良さです。
コンデジとはいえ、一部のレンズ交換式カメラ並みの大きさの撮像素子を積んでいるというのもあって、ここには掲載しきれませんが等倍で見ても驚くようなシャープさを持っています。

一方、せっかく構図は自分の狙ったように撮れていても、イマイチ、ピントがビシッと来てないケースもありました。
ファインダーを使ってなかったせいでブレてたりするのもありますが、ダイヤルを使ったDMFやMFモードでの拡大表示、ピーキング表示など、操作にもっと慣れる必要がありそうです。
ただ、DMFの場合にダイヤルを回しても拡大表示にならない(設定もなさそう)のは、できればファームウェアアップデートなどで改善してほしいところです。

今回はその代わりにロックオンAFをかなり多用しました。
他のメーカーでも似たような機能を搭載している時は結構積極的に使っていますが、これは便利ですね。
ただ、RX100M4では画素数もレンズのシャープさも素晴らしいだけに、それではまだ厳密に見るとズレていることが結構ありました。

あと、カタログスペックとしてはワイド端でレンズ先端から約5cmまで、テレ端で約30cmまで寄れるのですが、使用感としてはもう少し寄れたらなと感じる場面が結構ありました。
最近の大型素子のモデルはどれもマクロに弱くなっている傾向がありますが、スペック上はかなり寄れるはずなので少々不思議な感覚です。
ワイド端が24mm相当というのも影響しているのでしょうか。

また、そのマクロ撮影時に特に感じたのですが、周縁部がやや不自然に流れたような歪んだような違和感を感じることがありました。
おそらくレンズ特性の電子補正が入っていて、それが違和感につながっているのかもしれません。
もちろんそれ自体がレンズの味みたいな感覚で面白い結果を生む場合もありましたから、ここも慣れ次第だとは思います。

全般的にはまだ人間のほうがカメラに振り回されている感の多いファーストショットというところです。
これから約1ヶ月弱、お借りできる予定ですので、頻繁に持ち歩いたりマニュアルを読んだりして、もうちょっと人間のほうが精進して次のレビューにつなげたいと思います。

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