MacBSの日常生活的日記

SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO HSM レビュー 到着編

みんぽすさんからシグマの標準域ズームレンズ「17-70mm F2.8-4 DC MACRO HSM」をお借りしました。

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他のシグマ製品同様、SIGMA SA、SONY α、NIKON F、PENTAX、それにCANONと各マウントに対応したレンズですが、お借りしたのはSONY αマウント用です。
なお、ソニーとペンタックス用は他のマウントと違って手ぶれ補正のOS機構が搭載されていません。
Contemporaryラインに属するこのレンズ、先日発表されたマウント交換サービスにも対応(有償15,000円)していますが、マウント変更時はOS機構が付いたり外れたりすることになりますね。
この二社はボディ内手ぶれ補正が搭載されているからということなのでしょうが、レンズ構成は手ぶれ補正を意識した設計のままでしょうし、できればOS機構もあったらうれしいかな。

パッケージはシンプルな最近のラインを踏襲したものですが、以前お借りした「35mm F1.4 DG HSM」などと違って、レンズケースが付属してないんですね。
私自身はお借りした時もケースは全く使わないですから気になりませんけど、丁寧に保管される方はちょっと注意が必要かも。

レンズについてはしっかりしたもので、かなりコンパクトなα37だと少し大きめに感じますが、持ち歩いてもそれほど邪魔に感じないバランスです。
465gという重さはSONYで標準で付いてくるSAL1855の210gと比べればさすがに重いですが、テレ側に広く、また最大倍率1:2.8と近接撮影に近いことを考えれば、このレンズ一本で済ませられるというメリットもあるかと。

最短撮影距離は22cmとなりますが、テレ端でのワーキングディスタンスは5.52cmほどです。
メーカーサイトではこれについて「被写体とフードがぶつかってしまうほどマクロレンズ並みに近寄ることができます」とセールスポイントのように書かれてますけど、ワーキングディスタンスが短いとレンズの影が写り込んでしまいがちです。
テレ端でレンズがかなり伸びるからというのが理由だと思いますが、実際の撮影ではうまく工夫したほうが良いでしょう。

ただ、そうした辛めの視線とは相反して、実際に使ってみると非常に使い心地の良いレンズです。
近接撮影でも描写は現代的にシャープですし、ワイド側もテレ側もバランスが良くて統一感のある描写なのがそう感じる理由かと。
FOVEONを使ったMTF測定器「A1」で全数検査されることによる、ムラのない品質も安心感につながってるのだと思います。

今回は軽く試し撮り程度でしたが、手持ちのSAL1855や単焦点レンズなどと比較しながら、いろんな被写体で試していきたいと思います。

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