MacBSの日常生活的日記

KENWOOD K-521 音源比較編

みんぽすさんからお借りしたケンウッドのミニコンポ「K-521」ですが、
かなり使い慣れてきたので、各音源で音質の比較をやってみました。

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いろんな曲で試しましたが、リファレンスとしては奥華子さんの「恋手紙」から
「三度目の冬」を使用しました。

恋手紙
奥華子

by G-Tools

まずは内蔵のCDからですが、セッティング当初にくらべると音の粒立ちが
安定してきました。
ドライブのエージングが少し進んだのかもしれません。
高域の解像感が高く、情報量が多いのは、やはり非圧縮音源の良さを感じます。

ただ、その分、録音の質に左右される面があり、ロックぽい曲ではブーミーに
なったり、うるさく感じることもありました。
CDに限った話ではありませんが、ピアノやバイオリンなど、アコースティックな
音源に向いている傾向があるような気がします。

次にわが家でのK-521での使用頻度がいちばん多いiPodです。
CDとくらべると、情報量はやはり減ります。
特に高域については、高音のトゲだけが残った感じがあります。

そのあたりで、Supreme EXの効き方がCDとはちょっと異なる印象なのは
音源自体の情報量の問題なのか、それともiPodに合わせて個別チューニング
されているからなのかはちょっとわかりませんが、外部デジタル入力よりも
CDに近い雰囲気になっている印象でした。
特に、残響や付随音など、圧縮によって欠落しがちな部分もしっかり表現されて
いるのは、このあたりのチューニングの良さなのかもしれません。

USBメモリにSONYのPCM-M10を接続するのも試してみました。
基本的にはiPodと同じ傾向ですが、音のリアルタイム感がiPodよりちょっとだけ
良いかもしれません。
ただ、フォーマットがMP3/WMA/AACなど、非可逆圧縮形式に限定されるので、
せっかくのPCM-M10の良さは生かせない部分があります。
できれば、FLACやWAV,AIFFにも対応してほしいところです。

そして、iMacに接続したUSBオーディオからは光デジタルでつないでいます。
iTunesからの再生では、音が少し整理された感じで、良くも悪くもiTunesの音に
なっています。
同じUSBオーディオでもCDやFLACなどだと、格段に音質が向上します。
これなら、K-521の内蔵CDを軽く超えている印象です。
低音のしっかりした伸びが透明感につながっていますし、ボーカルが少し鼻に
かかっているところなど、細かいところまでしっかり聴き取れました。

これらを総合すると、気軽さならiPod、音質を追求するなら外部入力でCDや
USBオーディオといったところだと思います。
音質と気軽さを両立させるには、ぜひともWAV/AIFF対応を期待したいですね。

なお、参考までにピンクノイズをUSBオーディオ経由でK-521で再生し、
それをマイクで拾って、Mac用のスペクトラムアナライザ「iSpectrum」で
表示させてみた結果を掲載しておきます。

ホワイトノイズではないので、高域に向かってまっすぐ下がっているのは
そもそもの特性です。
極端なディップやピークもなく、非常に素直な特性でビックリしました。
イコライジングは先日載せた設定のままですが、これも有効に働いているのかも
しれませんが、特性的に見てもなかなか優秀だと確認できました。

BASS : -2 / 100Hz
MID : +2 / 2kHz
TREBLE : +1 / 10kHz
D-BASS : Off
CONEQ : MODE 1
Supreme EX : On

正直、それほど大きな期待はしていなかったのですが、実際に使ってみると
素直に音楽を楽しめる素晴らしいコンポです。
このコンポがやって来てから音楽を聴く時間がぐっと増えたというのが、
どんなレビューよりもこの製品の魅力を象徴しているといえるのかもしれません。


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