MacBSの日常生活的日記

中古カメラはこう買いなさい!

玄光社からカメラ系のムック「中古カメラはこう買いなさい!」が9/19に発売になるそうで。

慣れないと意外とコツが掴みづらいカメラの中古購入ガイドとなる一冊で、フィルムカメラ本で有名な赤城耕一氏や中村文夫氏、大浦タケシ氏などの共著とのこと。
全般的にはフィルムカメラが主体ですが、マウントアダプタで人気のオールドレンズやデジタルカメラも網羅した内容のようです。

そもそもフィルムカメラの場合はデジタルカメラと違って店頭で撮ってみて絵を確認というわけにもいきませんから、状態確認とかチェックポイントなども慣れが必要ですからね。
大抵のお店では早めの試し撮りを勧められて、サクッとカメラ店周辺でフィルム一本使ってみる、なんてのが定番です。
初期不良時も中古では交換というわけにはいきませんから、購入額上限での修理や返金対応が多いかな。
ジャンクや現状渡しだと保証なしの自己責任で、というパターンも多いのが新品との違いでしょうか。

機種ごとのチェックポイントとしては、機械式だとフィルム式のモルトの痛み具合、スローシャッターの粘り、高速シャッターがちゃんと開いてるか、プリズム腐食、露出計がある場合はそこそこ精度が出ているか、などが主な点ですね。
特に高速シャッターが開いてないのは意外と店頭では気づきにくいケースがありますが、蛍光灯に向けてシャッターを切りつつ、フィルム室側から覗くと結構分かりやすいです。

レンズではカビと曇りがやっぱり最大のチェックポイントですが、これもやっぱり店内では蛍光灯が頼りです。
あとは絞り羽根の粘りが多い問題点ですし、意外とヘリコイドが固着したものも多いです。
ただ、状態の良い品は高額になりがちですから、あまり欲張りすぎず、自分がどうしても気になるポイントだけに重点を置くようにするのがコツかも。

そうした買い方や見極め方、それに中古カメラを扱ってるショップなどを解説してくれているというのはターゲットがかなり絞られそうですけど、あってうれしい一冊かと。
もちろん、中古は出会いと慣れという面もありますから、まずは手頃な価格帯から試してみるのも良いのかもしれません。

モバイルバージョンを終了