MacBSの日常生活的日記

ディア・ドクター

昨日は映画「ディア・ドクター」を観てみました。

ディア・ドクター [DVD]
バンダイビジュアル 2010-01-08

by G-Tools

少し前から見たいと思っていたんですが、ちょっとシリアスなストーリー
なんじゃないかな?という予想で、ウィークデーに観るのは避けて、
週末にしたいなぁということで、昨日、やっと観ることにしました。

以前は無医村だった診療所に鶴瓶さん演じる医師が来て3年ほどが
経った頃、瑛太さん演じる研修医がやって来るところから始まります。
それと並行して、そこから数カ月後の捜索シーンが入り混じる展開が
続いていきます。

鶴瓶さんはこれが映画初主演だったそうですが、最近は俳優としても
大活躍ですね。
微妙な「胡散臭さ」とひととなりがこの「医師」に適役ですね。

しかし、それ以上にすごいのが余貴美子さんの存在です。
診療所に勤める看護師役ですが、鶴瓶さん演じる医師への微妙な距離感や
信頼感を絶妙に演じられていらっしゃいます。

ストーリー展開は事件発覚後と発覚前の両方が交互に進行していくので、
なんとなく分かりつつも、ちょっと戸惑う部分もあります。
微妙な疑問点とか矛盾(?)も感じるところはありますが、そこは書いちゃうと
ネタバレになっちゃうので、やめておきますね。

やや長めな映画ではありますが、病気や医療に関わったことがある身には
考えさせられることがいっぱいありました。
ひとつだけ言えるとしたら、命の長さも病もその人でなくてはわからない
価値と重みがあるし、選ぶ道もその人次第、ということかな。

ロケは常陸太田市でおこなわれたそうですが、生活や生きることの原点を
風景とともに感じられる映画でした。

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