MacBSの日常生活的日記

てのひらの闇

先日買ってきた「てのひらの闇」という本を読み終えました。

4167614022 てのひらの闇
藤原 伊織
文芸春秋 2002-11

by G-Tools

かなり厚手の本なので、もっと時間がかかるかと思ってたんですが、
途中でハマってしまい、2日で読んじゃいました。(^^;

飲料メーカーでリストラ直前の宣伝部課長が、ある日、会長に呼び出され、
人命救助の場面を偶然捉えたというビデオテープを渡されて、広告に
使えないかとの打診を受けるんですが、実はこのテープがCG合成だった、
というところから始まるストーリーです。

これを課長が見抜いて会長に指摘をした夜に、その会長が自殺をして
しまいます。
…と、ここまでは裏表紙に書いてあったところまでで、この辺りまではそれほど
引き込まれるような感じもなかったんですけどね。

このあと、課長は自殺の原因を解明しようとするんですが、ここからがこの
小説の面白いところでした。

タイトルからすると、暗い印象のミステリーっぽいですけど、実際の内容は
どちらかというと爽快で痛快なハードボイルドといったほうが良いかも。
読み終えても、なんだか、すっきりする印象のほうが強かったです。

登場人物もどこか「天然」なところを感じる、憎めないキャラなのは、
作者さんの性格が影響してるのかもしれません。
続編が読みたくなるような快作でした。

続編は出てませんけど、同じ作者さんの本をまた買ってきて読んでみたいと
思います。

シリウスの道
藤原 伊織

by G-Tools
モバイルバージョンを終了