• 294月

    みんぽすさんからお借りしている「FUJIFILM X-Pro1」ですが、その後もまるで自分のメイン機のように使わせてもらっています。
    返却も近くなってきましたけど。

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    お散歩の時はカメラバッグを持って出ることが多いのですが、ここにX-Pro1と、その交換レンズ2本というのが定番になっています。
    普段はカメラバッグと言いつつ、ちょっとした荷物入れと化していることが多いんですけどね。
    ちなみに普段はGRD3やNEX-5、マイクロフォーサーズ機、DP1あたりを取っ替え引っ替えというのが定番です。

    個人的にマクロでの撮影頻度が非常に高いのですが、上記の機種たちの中ではX-Pro1はちょっと弱い印象です。
    距離としては35mmで上の写真くらいまで寄れるのでデジタル一眼のレンズキットの標準ズームよりは寄れる印象でしょうか。

    ただ、最短撮影距離は問題ないのですけど、AFが合わないケースが多いんですよね。
    AF中に被写体が動いたり、本体がブレたりすると、とたんに合焦精度が落ちてしまいます。
    フジは以前、F300EXRあたりで素子上に位相差センサーを置くというのをやったわけですが、結局これが後に続いてないのが残念です。
    色々と問題点もあったのでしょうが、X-Pro1のような機種にこそ、欲しい仕掛けですから、また復活させてほしいところです。

    あとはやはり気軽に撮影する場合は本体の大きさも少し気になりました。
    ただ、それはX-Pro1に求めるものではないと思うので、同じXマウントのコンパクトなモデルが出て欲しいところです。
    ライカでいえば、CLやCLEくらいのサイズだと良いな。

    また、交換レンズも3本も持ってしまうと本格的に撮るぞ、という感じになりすぎますから、やはりズームレンズが欲しいところです。
    ただ、現状では光学ファインダーが対応できないのではないかと思います。
    そのあたりも外観同様、なんとなくCONTAX G1に似ているところがありますね。

    そうなるとCONTAX G2に相当する「X-Pro2」にも期待したくなります。
    まだ気が早いかもしれませんが、その時にはぜひ以下の3つが欲しいと感じています。

    ・ズーム対応
    ・バリアングル液晶

    ズーム対応は前述のとおりですが、バリアングル液晶についてはやはり液晶を裏返しておきたいという銀塩世代のこだわりですね。
    その場ですぐに撮影結果を確認するのは便利ですが、スナップ的な使い方の場合、撮影に集中できない気もします。
    また、低い位置での撮影ではバリアングル液晶としての本来の使い方ができるわけで、撮影の幅も広がりますしね。

    また、本体内RAW現像も欲しいなぁと思っていたら、これはすでに装備されていました。
    X-Trans CMOSということもあって、Lightroomなどのサードパーティの現像ソフトの対応が遅れていますし、SILKYPIXでも現像処理に時間がかかった上、仕上がりも本体のJPEG出力のほうが自然な印象があるので、この機能はうれしいところです。
    現像項目は以下の通りです。

    ・撮影時条件を反映(通常のJPEGと同じ)
    ・増感/減感(露出補正)
    ・ダイナミックレンジ
    ・フィルムシミュレーション
    ・ホワイトバランス
    ・WBシフト
    ・カラー
    ・シャープネス
    ・ハイライトトーン
    ・シャドウトーン
    ・ノイズリダクション
    ・色空間

    実際の本体内RAW現像結果は以下のような感じです。
    (-0.6EVでフィルムシミュレーション:Pro Neg S)

    なお、現像時のJPEGファイルはRAW+JPEGで撮っている場合、新しい名前(最新の撮影画像扱い)が付けられます。
    現像結果の確認が現像処理をした後しかできないなど、操作性や調整項目は完璧ではありませんが、あるだけでもうれしいです。
    比較のためにJPEG撮って出しの画像も貼っておきます。

    なお、次回は出張時に持っていた際のスナップ撮影編をレビューする予定です。

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    Filed under: Mono Fellows
    2012/04/29 12:00 pm | FUJIFILM X-Pro1 レビュー お散歩撮影編 はコメントを受け付けていません

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