• 1911月

    長野発のワインアイテムブランド、AMUSERのアクセサリーセットから、今回はワインエアレーターをレビューしてみます。

    この記事はWillVii株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」が行うブログレビュー企画に参加して書いています。
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    まずはエアレーターの意味からですけれど、空気のAirとは直接関係なくてaerate(通気する)という単語から来ています。
    写真のようにエアレーター内部の通路がツイスト構造になっていて、中でグルっと360°ワインが回転されながら出てくる間に空気と撹拌されるという、意外と単純な仕組みです。
    その前提として、ワイン(特に赤ワイン)にはデキャンティングといって、別のデキャンタに移し替えることで沈殿物を除去したり、ワインの芳香をより鮮明にする場合がありますが、これをもうちょっと簡易的にやろうというものかと。
    ただ、それこそ本格的なデキャンティングは熟練した技が必要なわけで、正直それをこの注ぎ口だけで出来るのかな?というのが先入観として考えていたことでした。

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    そこでまずは試しとスペインの安めの赤ワイン、ヴィーニャ・ラストラを選んで実験台にしてみました。
    このビオロジックワイン、フルボディに近い感じで、フルーティーなものの、やや渋みや酸味が強く、さすがにお値段なりのお味(コストパフォーマンスは高いですが)です。

    これを後日レビューする予定の充電式電動ワインオープナーで開け、早速、そこにエアレーターを装着して注いでみます。
    普段の注がれ具合からすると量が1/3くらいになって少々もどかしくもありますが、エアレーターが斜めにカットされているのでこぼれる恐れもなく、かえって注ぎやすいくらいです。
    挿し口から漏れるということも私が使った限りではありませんでした。
    ただ、飲んでる途中はそのまま栓ができませんから、いちいち外して、これまた後日レビュー予定のプリザーバーに付け替えるのは面倒ですし、そのまま立てておくのも瓶を倒しそうで怖いです。
    構造的に難しいかもしれませんが、プリザーバーとエアレーターがドッキングしたようなものが作れたら、もっと便利に使えるかもしれません。

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    さて、肝心のお味のほうですが、なにぶん官能評価になってしまいますけれど、たしかにハッキリと変化するように感じます。
    渋みや酸味が程よく抑えられ、口当たり柔らかになりました。
    良い喩えかどうかは分かりませんが、しっかり撚ってあるケーブルがほぐされたような、そんな固さがとれたリラックスするお味になっているように私には感じました。
    もっとありふれた表現をするなら、ワンランク上の味になった、というわけですね。
    ただ変化の方向が柔らかくなる方向性だと思いますから、ワインとの相性もあるのではないかと思います。
    甘口の端正なお味のものより、今回選んだようなちょっと野性味のある、やや熟成不足のものに向いているのではないかと感じました。

    いずれにしても今回のアクセサリーセットの中では正直「オマケ」くらいに思っていたエアレーターですが、意外と使えるアクセサリーです。
    さすがにこれ単独で買うのは使い勝手も含めてどうかな?と思いますけど、単品でオープナーだけ買ったりするよりもどうせならアクセサリーセットで購入するほうが、ワインを楽しむ上ではオススメかなと思った次第です。

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    Filed under: Mono Fellows
    2014/11/19 7:00 pm | AMUSER レビュー ワインエアレーター編 はコメントを受け付けていません

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