• 1310月

    以前から気になっていたSignstekの針圧計を購入してみました。

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    元々、Pro-Jectのものによく似ているなぁと思っていたのですが、精度や針先を痛める危険性などが分からず、見送っていました。
    ただそこそこ重針圧なカートリッジは良いものの、軽い場合だと誤差も相対的に大きくなりますし、そもそもトーンアームで設定した値にどれくらいズレがあるものか気になります。
    最初はOrtofonのを買おうと思っていたのですが、調べてみるとこれも市販のデジタルスケールにソックリなのに気づいてしまい、それなら安いのでも良いかなと。
    おまけにTwitterのフォロワーさんも購入されていて、ここまできたらもうゲットするしかないなという感じになりました。

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    写真で見た感じより実際には結構大きくて、作りも意外にしっかりしています。
    電池もLR43なので入手性も良好で安心です。

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    重量は0.01gから5.00gまで測ることができます。
    5gの校正用の分銅も付属していますし、風袋引きするためのボタンもあって、他の用途でもなにか活用できそうです。

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    で、MC20(適正針圧:1.7g)でトーンアーム指定で設定した針圧を計測してみたところ、1.78gでした。
    私のいい加減な性格が反映されていますね。
    そこで微調整をして1.73gくらいまで調整してみました。

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    もっと追い込むこともできますし、実際、DL-103ではピッタリ2.50gにできました。
    ただ、当然ながら針をおろした状態でトーンアームの重りをウェイトを動かすのは非常に危険でNGです。
    ですので針を一旦上げ、ウェイトを勘で動かしては針圧計の上におろし、再度計測という形になります。
    SAECのWE-407/23には自動針圧微増機構もあって、内周に行くほど針圧は多少重くなりますし、あまりに気にしすぎないほうが良いかも。
    実際、うちのMC20では1.75gくらいのほうが安定感がありました。

    ただ実際の針圧がちゃんと確認できるというのはやっぱり安心感があります。
    新しいスタティックバランスのトーンアームではそれほど気にする必要はないと思いますが、ダイナミックバランスや古いものをお使いの方は持っておいても損はないかなと思います。

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    Filed under: Audio
    2016/10/13 12:00 pm | Signstek 針圧計 はコメントを受け付けていません

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