• 213月

    メインカートリッジとして活躍してくれているオルトフォンのMC20Sですが、どうも再生中のパチパチノイズが多すぎると感じていました。
    最初は針形状がDL-103の丸針とは違うので溝の違う部分に接してるから、とか、冬で静電気が多いから…と考えていたのですが、途中からそれにしても多すぎないか?と思うようになりました。

    ノイズは特に盤の後半部分で多くなる傾向で、あまり起こらないディスクもあります。
    またいちばんおかしい点は、再生後にカートリッジをアームレストに戻した状態でボリュームを上げると、再生中のようなパチパチノイズが微小に出ているというところです。
    このノイズ、プリアンプの電源を入れ直すか、ヘッドシェルを外すとほぼ消えるというのも不思議なところです。

    ただこれだけではカートリッジが原因とは特定できず、他にもリード線、トーンアーム、トーンアームケーブル、そしてプリアンプも疑いました。
    SAECのトーンアームは接触不良もあったのでいちばんに疑っていましたが、DENON DP-3700Fに替えても変化なしだったので、そこではありません。
    トーンアームケーブルもSAECのチェック時にオルトフォンと交換してみましたから、問題ありません。

    リード線も別途入手して、IKEDAのISL-1にしましたが音質の変化こそあれ、ノイズ問題は解決しません。
    そうなるとプリアンプ?と思い、C-280LからC-200Lに入れ替えてみましたが、やはり同じ症状で、もうこうなるとカートリッジの疑い濃厚です。
    実際、DL-103では出ないことは確認済みだったのですが、これだけだと針形状の問題かもしれず、同じオルトフォンのMC20でも試してみたところ、こちらもヘッドレストに戻した後のノイズはないようです。

    推測としては、カートリッジに静電気が残る?感じでしょうか。
    あるいはカートリッジのピンのマイナス側のどれかが断線してるのかもしれませんねぇ。
    一応、金属ケースからGNDに落としてみたところ、完全ではないですがだいぶ減少したような気がします。
    また、再生中の音も透明感が増して高域の純度が上がったような気もします。

    しかし完全に解消したとも言えず、再生中にも影響を及ぼすとなると、これまで同様、メインのカートリッジに据えるのはやや厳しいかなと。
    針先はまだまだ良い状態だけにもったいない気もしますが、いざとなればMC-Q20への「針交換」という手は残されています。
    ただコストのわりには好みの傾向とは異なってきますし、やや微妙な気分ですねぇ。
    MC-Q30Sなら…とは思いますが、そんなグレードアッププランはありませんし…。

    そんなわけで、別のカートリッジを物色することになった次第です。
    SNSなどではもう紹介済みですが、諸事情でちょっとオーディオを聴く余裕がなくなっていますので、もう少しじっくり聴いてからご紹介したいと思います。

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    Filed under: Audio
    2017/03/21 12:00 pm | ortofon MC20Sのノイズ問題 はコメントを受け付けていません

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