• 175月

    FiiOのデジタルオーディオプレーヤー「X1」ですが、基本的に直挿しではなく、LINE OUTを使っています。
    そこで、手持ちのポタアンのどれと組み合わせるのがベストか、探ってみます。

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    まずは久しぶりに引っ張り出してきたiBasso D2+Hj Boaですが、改めて聴き直してみると、思っていたより良い音ですね。

    iBasso D2+Hj Boa

    その後グレードアップしていったつもりになっていましたが、コレはコレで十分外付けする意味があると感じます。
    音傾向が素直なので、変なクセが乗らず、そのままパワーアップする印象です。
    逆に言えば、FiiO X1の場合だと、このクラスでも内蔵アンプよりはポタアン導入で向上を体感できるということでもあります。

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    次はiPod nanoの時も出番が多かったALO Audio The Nationalです。
    駆動電圧が高いことでパワフルになってくれるのですが、やや粗い面もあって一長一短な印象だったのですが、FiiO X1との組み合わせでは音源の解像度の高さが強く全面に出るようです。
    とりわけ中高域で解像度が目立ちすぎて、ちょっと聴き疲れする傾向もあります。
    特にHD25-1 IIではその傾向が強く、HD598やお借りしているKENWOOD KH-KZ3000では特に問題ないので、ヘッドフォンとの相性もあるのかも。
    ゲインをLOWにするとだいぶ穏やかになるので、この状態で使うのが有力候補でしょうか。

    ALO Audio Rx MkII

    ALO Audio Rx MkIIのほうはThe Nationalより押しが弱まり、ウェルバランスですが、なぜか鮮度が少し落ちたような印象があります。
    少し年季が入ってきていてプラグ類の接触が弱っていたりするので、その影響が出てきているのかも。
    低域も力強さはないが、あっさりめでしっかりとは出ています。
    こちらもゲインをLOWにすればさらに穏やかさが増しますし、The Nationalと違ってギャングエラーが出ない構造のボリュームなので、そこは大きなメリットです。
    HD25-1 IIについてはこっちのほうが相性が良いかな。

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    最後に厳密には「ポタアン」ではないものの、DigiFi No.22付録のヘッドホンアンプでも試してみました。
    一応モバイルバッテリーでの駆動としましたが、それでもどのポタアンよりも表情が豊かで、相性はかなり良いです。
    ケースに入れてしまえば自宅で使う分にはポタアンっぽく使うことも可能だと思いますが、そのケースがやや難点かな。
    なにせXLRプラグが付いているので、それなりの高さがないと入らないし、プラグ部分の切り欠きなども大変なので、自作はかなり難易度が高そうです。
    素直に市販のケースにすれば良いのでしょうけど、やっぱりそれなりのお値段ですからねぇ。

    ヘッドフォンは使い勝手の面でHD25-1 IIの出番が多いので、結果的にはRx MkIIをゲインLOWで使っています。
    音質だけでなく、バッテリーの持ちが良い、というのも理由の一つではあります。
    これでもまだ中高域の硬さはありますが、これ以上柔らかさを求めると情報量を削ることになってしまい、それならiPod nanoで良い、ということになりますし。
    HD25-1 IIでなく、HD598ならもっと鮮度を追究してThe Nationalとの組み合わせも楽しいのですけど、オープンエアーはやはり使う場面が限られてしまうんですよね。

    あとはDigiFi No.22のケースを本気で考えてみるべきかな。
    いちばんシンプルなアルミシャーシのNM-5だと、期間限定で6980円なので、今のうちに押さえておくのも手かもしれません。

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    Filed under: Audio
    2016/05/17 12:00 pm | FiiO X1 レビュー ポタアン比較編 はコメントを受け付けていません

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