• 163月

    ACOUSTIC REVIVEさんのクォーツアンダーボード「RST-38H」をお借りしました。

    ヒッコリーボードを試した際にACOUSTIC REVIVEさんから「ヒッコリーボードも良いですがクォーツアンダーボードが最適」という回答をいただいていました。
    ルームチューニング用のアコースティックコンディショナーも気になっていてそちらと迷っていたのですが、スパイクが折れてしまったことでMatrix 802S2が床直置きになり、低域にカブりも出ていたので、まずはこちらからかな?と購入前提でお借りすることにしました。

    上側のボードはヒッコリーボードと同等でして、そういう意味では我が家のシステムではもう実績もあって安心感があります。
    スピーカーで試した場合も音傾向は良好でしたが、床や階下への響きはさすがにボード単体では防げませんでした。

    そこでRST-38Hの登場となるわけですが、ヒッコリーボードを受ける凹型のお皿状のボードがあり、ここにクォーツを敷き詰めるという構造になっています。
    砂やゴムなどは思いつきますけど、ここに水晶を入れちゃおうというのはなかなか浮かばない発想です。
    水晶さざれ石という呼び方らしく、ビニール袋に入っているものを受け皿にならして自分で敷く形です。

    ガラスの破片みたいにチクチクしたりするのかな?と思っていましたが、そういったことは全くなく、水平にするのもある程度適当に入れてから、高いなと思う部分を上から手のひらで軽く叩く感じでやっていけば、わりと簡単に平坦になります。
    厳密にやる場合はヒッコリーボードを載せては水準器でチェックが良いのでしょうが、いい加減な私は見た感じで判断しました。

    耐加重200kgもありますので、相当重いスピーカーでも大丈夫です。
    受け皿のサイズがボードより微妙に余裕がある程度ですので、板が横にズレるということもなく、逆にボードが入らないというようなこともありません。
    全体の高さとしては約5cmくらいに仕上がりました。

    早速、Matrix 802S2の下に敷いてみます。
    寸法はヒッコリーボードで試していましたから大体分かっていて、奥行き方向にはかなり余裕があり、幅もまだまだ大丈夫です。
    天板寸法としてはこの置き方でいうと、幅が332mm、奥行きが432mmとなります。
    なお、RST-38H自体の重量は全体で5.9kgですので、かなりの重量感があります。
    誤って落としたりすると中の水晶が撒き散らされてしまう可能性もあるので、ちょっとだけ取り扱いに注意が必要です。

    そうでなくても高さのあるMatrix 802S2なので、ツィーター位置が高くなることを懸念していましたが、一発目からその心配は不要だったと感じました。
    スピーカーにしては部屋がやや狭く床も弱いことで低域がカブり過ぎていたのだな、というのを痛感させられます。
    RST-38H導入で低域の解像度が大きく向上し、低音が床を伝ってではなく、前にしっかり出てきます。
    フローティングではないので全ての帯域で振動が消沈するわけではありませんが、その分、ヘタに低域の量感が減ることもなく、スピーカー本来のバランスをしっかり引き立たせてくれます。

    これまでもいろんなスパイクやインシュレーターを試しましたが、このボードはやはり別格でした。
    楽器や空気感の再現がより緻密になり、静寂感までも向上して、聴感上のダイナミックレンジが拡大します。
    それぞれの楽器の音が過度に混じらず、大きな振動を伴う強い低域が出た時にも他の音が濁らずにしっかり出てきます。
    これまでのセッティングでは、せっかくのMatrix構造が床の弱さで生きていなかったのかもしれません。

    階下への音漏れという点では、さすがには30Hz以下の重低音や200Hz前後の中低音を主体に漏れはあるようです。
    壁を伝っていくものもあるでしょうし、床全体の強度不足までは防げないですからね。
    ただ、スパイクやフローティング系のように音楽そのもののエネルギーバランスを壊すことなく、余計な振動をコントロールしてくれるのは素晴らしいの一言です。
    どうしてもルームアコースティックに目が行きがちで「部屋がダメだから…」と諦めてしまったり、むやみに吸音材で対策しがちですが、同じ部屋の一部でもある「フロアアコースティック」がまず最初に対策すべきポイントのひとつではないかと感じた次第です。

    構造的にはレコードプレーヤーなどにも素晴らしい効果を発揮してくれそうです。
    ただスピーカーに使うことでもシステム全体としてのハウリングマージンは大幅に向上しましたし、機材に関してはヒッコリーボードを主体になるべく多くの機材に入れるほうがオススメかと。
    ヒッコリーボードからのグレードアッププランがあったりすると、さらに良いかもしれません。

    場所としてはスピーカーで確定だと思いますが、もうしばらく愛用させてもらって実際の試聴での変化をレポートする予定です。

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    Filed under: Audio
    2017/03/16 12:00 pm | No Comments

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