• 116月

    先日まで電源ケーブルを大幅に見直していましたが、音傾向もだいぶ変わり、目指す方向性もちょっと変わったというのもあって、インターコネクトケーブルも見直すことにしました。

    その中でもやはりキーポイントになりそうなのはプリ兼高域用パワーアンプとして使っているLINN MAJIK-ILとパワーアンプのLINN LK140の間の2本かなと。
    これまではLK140までをCHORD COMPANYのChameleon Silver Plus、戻り(LK140にOUT端子がある)に同じくCHORD COMPANYのCobra Plusが使ってありました。

    SONY DSC

    方向性としては、もう少し重い低音にして、高域側は伸びと音の広がりがある感じにしたいなと。
    そこで、楽器の定位と低域の沈み込みに着目しながら、何枚かのCDを聴きながらケーブルを交換していきました。

    ケーブルの候補は以下の5本です。

    Atlas Equator MKIII
    CHORD COMPANY Crimson Plus
    LINN Silver Interconnect
    QED Qunex 4S

    th_DSC00195_LR5-2

    まずはLINNどうしで…ということでLINN Silverから使ってみました。
    このケーブルが入ると変化がいちばん大きく、中域が独特で華やかがあり、響きがとても豊かになります。
    非常に魅力的なのですけど、一方でフラットな方向性ではないですし、LINNの黒箱の音色の上に、さらにLINNのクセが乗ってしまう印象で、ちょっと濃すぎるかなと。

    th_DSC00101_LR5

    CHORD COMPANY Crimson Plusも入れて、CHORDの中での入れ替えもやってみましたが、これはやはりCHORDの音色から離れることができません。
    高域の明瞭さがやや失われるような気がしますし、当然ながら変化の度合いも少ないです。

    197431603_org

    そこで私の中では定評のある、QED Qunex 4Sを持ってきました。
    このケーブルは実に真面目な音ですが、やや低域が薄い傾向があるのは知っていました。
    まさにそのままの印象でやや面白みには欠けますが、高域用にはコレが今欲してる音に近いだろうということで、採用決定です。

    Atlas Equator MKIII

    あとは必然的にAtlas Equator MKIIIということになります。
    実際にはもっと色々試したんですけどね。
    一番の決め手は高域の伸びが良いところでした。
    MAJIK-ILが元々、プリアンプではないのでPRE OUTが一つしかなく、いったんLK140に行ってからまた戻ってくる接続方法になるので、ここのケーブルの重要性がどうしても高くなるんですよね。
    フォノイコライザーの件も含めて、いずれはプリアンプの見直しが必要なのは間違いないのですけど、当面は仕方ありません。

    結果、現状のケーブル配置は以下のとおりとなりました。

    デジタルケーブル: Acoustic Revive COX-1.0tripleC-FM(Marantz-ATOLL), Space&Time RSC Master Generation 2 Digital(DDC-ATOLL)
    音声ケーブル: QED Reference Audio Evolution(ADP-EQ), QED Qunex SS(EQ-pre), Acoustic Revive LINE-1.0R-tripleC-FM(ATOLL), Atlas Equator MKIII(pre-LK140), QED Qunex 4S(LK140-MAJIK)
    スピーカーケーブル: Acoustic Revive SPC-REFERENCE-tripleC(高域側,低域側)
    電源ケーブル: WIREWORLD electra3(YTP-4N), BELDEN(Shelter), WIREWORLD aurora3(Marantz), Acoustic Revive POWER STANDARD-tripleC-FM(ATOLL), Acoustic Revive POWER STANDARD-tripleC-FM(MAJIK-IL),DH Labs Silversonic Encore AC(LK140)

    そんなこんなで、決まってみれば自分の中で評価の高いケーブルが残った感もあります。
    電源ケーブルの見直しも含めて、以前と比べるとかなり現代的な音色になりました。
    逆の見方をすると、システムからCHORD COMPANYのケーブルが消えた形です。
    あれだけ惚れ込んで導入していたわけですが、黒箱も含めてちょっとクセが強くなり過ぎていた、という反動でしょうね。
    機材が変わればまた違ってくるかと思いますが、これでケーブル見直しも一段落といったところです。

    (当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)

    Filed under: Audio
    2016/06/11 12:00 pm | アンプ間ケーブルの見直し はコメントを受け付けていません

Comments are closed.